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SQL Server 2014 実践シリーズ (HTML 版)
「No.1 インメモリ OLTP 機能の実践的な利用方法」

松本美穂と松本崇博が執筆した SQL Server 2014 実践シリーズの「No.1 インメモリ OLTP 機能の実践的な利用方法」の HTML 版です。 日本マイクロソフトさんの Web サイトで Word または PDF 形式でダウンロードできますが、今回、HTML 版として公開する許可をいただきましたので、ここに掲載いたします。[2015年12月29日]

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2.17 ネイティブ コンパイル SP にするとできなくなること

ネイティブ コンパイル SP を作成すると、次のことができなくなるので、注意する必要があります。

  • 実際の実行プラン(SET STATISTICS XML)が確認できなくなる。
    推定実行プラン(SET SHOWPLAN_XML)は確認できる
  • 別バッチから @@ROWCOUNT を取得できなくなる。
    ネイティブ コンパイル SP 内であれば取得可能
  • ExecuteNonQuery で結果件数を取得できなくなる

◆ 実際の実行プランが確認できなくなる

ネイティブ コンパイル SP を作成すると、実際の実行プラン(SET STATISTICS XML)が確認できなくなります。これは次のような状況です。

00175

実際の実行プランは、ストアド プロシージャやステートメントを実行して、実行後に、実際に利用された実行プランを確認できる機能ですが、ネイティブ コンパイル SP の実行時は、確認することができません。

その代わりに、推定実行プラン(SET SHOWPLAN_XML)であれば確認することができます(実行前に、推定された実行プランを確認することは可能)。

00176

◆ 別バッチから @@ROWCOUNT を取得できなくなる

ネイティブ コンパイル SP を作成すると、別バッチから @@ROWCOUNT が取得できなくなります。これは次のような状況です。

00177

@@ROWCOUNT は、1つ前に実行されたステートメントの対象行数を取得できるシステム関数ですが、ネイティブ コンパイル SP を実行したときは、確認することができません(0 が返ります)。ネイティブ コンパイル SP で @@ROWCOUNT を利用したい場合には、次のようにネイティブ コンパイル SP の中に、@@ROWCOUNT を含めるようにします。

00178

◆ ExecuteNonQuery で結果件数を取得できなくなる

ネイティブ コンパイル SP を作成すると、ADO.NET ExecuteNonQuery で結果件数が取得できなくなります。これは次のような状況です。

ネイティブ コンパイル SP
cmd.CommandType = CommandType.StoredProcedure
cmd.CommandText = "p_t1_InMem_update"
Dim p1 As SqlParameter = cmd.Parameters.Add("@c1", SqlDbType.Int)
p1.Value = 1
Dim p2 As SqlParameter = cmd.Parameters.Add("@c2", SqlDbType.NVarChar, 200)
p2.Value = "BBB"
Dim rowcnt As Integer = cmd.ExecuteNonQuery()    結果件数取得
00179

このように、ExecuteNonQuery でネイティブ コンパイル SP を実行した場合は、結果件数ではなく、-1 が返ってしまうことに注意しましょう。弊社の別のお客様では、次のように ExecuteNonQuery の結果によって、トランザクションの成否を判断(コミットまたはロールバックのジャッジ)をしていることがありました(C# コード)。

// 処理件数 0ならロールバック
if( cmd.ExecuteNonQuery() <= 0 ) {
        txn.Rollback();
        cn.Close();
        return ("update error");
}
txn.Commit();

ExecuteNonQuery は、ネイティブ コンパイル SP の実行では -1 が返ってしまうので、このようなロジックだと、正常終了でもロールバックしてしまうことになるので、このような処理を利用している場合は、ロジックを修正しなければなりません。

Note: SQL Server Profiler の RowCounts も取得できなくなる
ネイティブ コンパイル SP では、SQL Server Profiler の「RowCounts」データ列も取得できなくなります。
00180

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事例1

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