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第 38 回: SQL Server 2014 CTP2 の公開

2013年11月8日

こんにちは。松本美穂です。
去る2013年10月16日、シャーロットで開催された PASS Summit 2013 で SQL Server 2014 の CTP2 が発表されました。次の URL からダウンロードすることができます。
http://technet.microsoft.com/en-US/evalcenter/dn205290.aspx

PASS Summit 2013

PASS Summit 2013

PASS Summit 2013

■ SQL Server 2014 CTP2 のインストール

SQL Server 2014 CTP2 のインストールは、(今のところ)従来の SQL Server のインストールと特に変わったことはなく、事前に .NET Framework 3.5 SP1(SQL Server Management Studio のために) が必須なことぐらいです。このため、Windows Server 2012 や 2012 R2 にインストールするには、次のように [機能の追加] で .NET Framework 3.5 を有効にしておく必要があります。

Windows Server 2012 での .NET Framework 3.5 の有効化画面
Windows Server 2012 での .NET Framework 3.5 の有効化

SQL Server 2014 CTP2 のインストール要件についての詳細は、オンラインブックの以下のページが参考になります。

SQL Server 2014 のインストールに必要なハードウェアおよびソフトウェア
http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/ms143506(v=sql.120).aspx

インメモリ OLTP 機能 (開発コード名:Hekaton) については、次のように、通常と同じように「データベース エンジン」をインストールするだけで使用する事が出来ます(∵インメモリ OLTP 機能は SQL Server のデータベース エンジンに完全に統合されています)。

SQL Server 2014 CTP2 セットアップ画面
SQL Server 2014 CTP2 のインストール画面

早速、弊社環境でもいろいろ試しておりますが、インメモリ OLTP(Hekaton)は、CTP1 のときよりも速い結果が出てきていますね。RTM ではさらに速くなるのではないかと、楽しみにしています。

次の Microsoft 社の事例ページには、既に Hekaton の早期導入事例も掲載されています。
Microsoft Case Studies ページ

特に、bwin 社の事例では、SQL Server 2008 から SQL Server 2014 のインメモリ OLTP にすることで、速度が 16.7倍(15,000 txn/sec から 250,000 txn/sec へ)へ向上したそうです。
http://www.microsoft.com/casestudies/Microsoft-SQL-Server-2014/bwin.party/Gaming-Site-Can-Scale-to-250-000-Requests-Per-Second-and-Improve-Player-Experience/710000003117

■ SQL Server 2014 プレビュー セミナー

11月5日(火)に、日本マイクロソフト様の依頼によって、SQL Server の早期導入のお客様向けに SQL Server 2014 CTP2 を使用して、日本でいち早く特別セミナーを行わせていただきました。

このセミナーでは、私たちの執筆した SQL Server 2014 CTP1 の自習書をベースに、文章では伝えられなかったお話や最新の CTP2 の機能の話を加えて、私たちが試している状況や率直な感想など、純粋な SQL Server の技術者(ハードウェアもソフトウェアも売っていない会社)として、通常のマーケティング セミナーとは異なる視点でセミナーを行わせていただきました。いわば、裏も表もないセミナーです。

SQL Server 2014 CTP1 自習書のページはこちら

また、トークだけでなく、デモ満載なのもこのセミナーの特徴です(内容は濃いです)。

弊社はこの早期セミナーを SQL Server 2008 のときから(いいえ、正確には会社を起す前の SQL Server 2005 CTP のときから)、担当させていただいております。
(ぶっちゃけトークが故に)現在は限られたお客様向けの特別セミナーとなっておりますが、このような純粋なテクニカルセミナーを開催し続けている SQL Server チームの皆さんを非常に尊敬するとともに、弊社が担当し続けることができることを誇りに思っています。
今後も実施することがあるかもしれません。もしも、受講できる機会がありましたら、皆さんもぜひ参加してみてください。

SQL Server 2014 CTP2 の新機能(弊社スライドより)
SQL Server 2014 CTP2 の主な機能(弊社スライドより)

その他の主な機能(弊社スライドより)
その他の主な機能(弊社スライドより)

クラウド バックアップ(弊社スライドより)
クラウド バックアップ(弊社スライドより)

データベース製品というと、高価なハードウェアと組み合わせなければ速く動作しないと思いがちですが(もちろん、弊社ではなるべくそうならないようにコンサルティングしておりますが)、ハードウェアに頼らなくても SQL Server 2014 にしただけで速くなるケースが既にでておりますので、非常に楽しみですね。

■おわりに
今年の PASS Summit は、ノースカロライナ州のシャーロットで行われました。シャーロットまでは直行便がないので、私はアトランタ経由で行ったのですが、アトランタまでは、約13時間(帰りは14時間)。乗り継ぎ待ちをして、アトランタからシャーロットまでは1時間半。ドアツードアではもっとかかることになります。PASS Summit はシアトルで行われることが多いのですが、成田からシアトルまでは9時間ぐらいです。シャーロットに行ってから、シアトルが近いと思うようになりました!

PASS Summit in シャーロット

事例1

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松本美穂のコラム
(公開活動などのお知らせ)

第60回:SQL Server 2017 自習書 No.3「SQL Server 2017 Machine Learning Services」のご案内
第59回:SQL Server 2017 自習書 No.2「SQL Server 2017 on Linux」のご案内
第58回:SQL Server 2017 自習書 No.1「SQL Server 2017 新機能の概要」のご案内
第57回:SQL Server 2017 RC 版とこれまでのドキュメントのまとめ
第56回:「SQL Server 2016 への移行とアップグレードの実践」完成&公開!
第55回:書籍「SQL Server 2016の教科書 開発編」(ソシム)が発刊されました
第54回:「SQL Server 2016 プレビュー版 Reporting Services の新機能」自習書のお知らせ
第 53 回:SQL Server 2016 Reporting Services の新しくなったレポート マネージャーとモバイル レポート機能
第 52 回:SQL Server 2016 の自習書を作成しました!
第 51 回:PASS Summit と MVP Summit で進化を確信!
第 50 回:新しくなった Power BI(2.0)の自習書を作成しました!
第49 回:Excel 2016 の Power Query を使う
第 48 回:新しくなった Microsoft Power BI ! 無料版がある!!
第 47 回:「Microsoft Azure SQL Database 入門」 完成&公開!
第 46 回:Microsoft Power BI for Windows app からの Power BI サイト アクセス
第 45 回:Power Query で取得したデータを PowerPivot へ読み込む方法と PowerPivot for Excel 自習書のご紹介
第44回:「SQL Server 2014 への移行とアップグレードの実践」ドキュメントを作成しました
第43回:SQL Server 2014 インメモリ OLTP 機能の上級者向けドキュメントを作成しました
第42回:Power Query プレビュー版 と Power BI for Office 365 へのクエリ保存(共有クエリ)
第41回:「SQL Server 2014 CTP2 インメモリ OLTP 機能の概要」自習書のお知らせです
第40回: SQL Server 2012 自習書(HTML版)を掲載しました
第39回: Power BI for Office 365 プレビュー版は試されましたか?
第38回: SQL Server 2014 CTP2 の公開
第37回: SQL Server 2014 CTP1 の自習書をご覧ください
第36回: SQL Server 2014 CTP1 のクラスター化列ストア インデックスを試す
第35回: SQL Server 2014 CTP1 のインメモリ OLTP の基本操作を試す
第34回: GeoFlow for Excel 2013 のプレビュー版を試す
第33回: iPad と iPhone からの SQL Server 2012 Reporting Servicesのレポート閲覧
第32回: PASS Summit 2012 参加レポート
第31回: SQL Server 2012 Reporting Services 自習書のお知らせ
第30回: SQL Server 2012(RTM 版)の新機能 自習書をご覧ください
第29回: 書籍「SQL Server 2012の教科書 開発編」のお知らせ
第26回: SQL Server 2012 の Power View 機能のご紹介
第25回: SQL Server 2012 の Data Quality Services
第24回: SQL Server 2012 自習書のご案内と初セミナー報告
第23回: Denali CTP1 が公開されました
第22回 チューニングに王道あらず
第21回 Microsoft TechEd 2010 終了しました
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第19回 SQL Server 2008 R2 RTM の 日本語版が公開されました
第18回 「SQL Azure 入門」自習書のご案内
第17回 SQL Server 2008 自習書の追加ドキュメントのお知らせ
第16回 SQL Server 2008 R2 自習書とプレビュー セミナーのお知らせ
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第14回 TechEd 2009 のご報告と SQL Server 2008 R2 について
第13回 SQL Server 2008 R2 の CTP 版が公開されました
第12回 MVP Summit 2009 in Seattle へ参加

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