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第54回:「SQL Server 2016 プレビュー版 Reporting Services の新機能」自習書のお知らせ

2016年4月11日

みなさん、こんにちは。
ついこの間、桃の花が満開かと思えば、あっという間にソメイヨシノが満開となり、現在は八重桜や枝垂れ桜が盛りを迎えています。
季節の花の移り変わりとシンクロするように、SQL Server 2016 も CTP から RC0、RC1、RC2 へと、どんどん移り変わっています。SQL Server 2016 のエンジン系の機能は一通り出そろった感じなので、今、ホットなのは BI 系の機能ですね。特に、Reporting Services については目が離せません。
そんな中で執筆・作成した自習書「SQL Server 2016 プレビュー版 Reporting Services の新機能 ~Datazen の統合~」(全200ページ)が公開されましたので、ご紹介します。

自習書「SQL Server 2016 プレビュー版 Reporting Services の新機能 ~Datazen の統合~」(全200ページ)
SQL Server 2016 プレビュー版 Reporting Services の新機能

ダウンロードページ
https://www.microsoft.com/ja-jp/server-cloud/products-SQL-Server-2016-Evaluate.aspx

SQL Server 2016 では Reporting Services のネイティブモードが大きく変わっています。Reporting Services をご利用中の皆様にぜひ読んでいただきたいドキュメントとなっています。
どこが大きく変わったかについては、前回のコラムもご覧いただければと思います。

前回のコラム「第 53 回:SQL Server 2016 Reporting Services の新しくなったレポート マネージャーとモバイル レポート機能

自習書は新機能のみを扱っていますが、かねてから Reporting Services に興味があったという方にも、参考になると思いますので、一読していただければと思います。いつも通りのステップ バイ ステップ形式で、全ての手順で画面を掲載しています。

目次は次の通りです。

STEP 1. Reporting Services の新機能の概要
1.1 SQL Server 2016 RC1 のダウンロード 6
- Management Studio を別途ダウンロード/インストールが必要 7
1.2 SQL Server 2016 RC1で提供された主な新機能 8
1.3 SQL Server 2016 Reporting Services の主な新機能 10

- Datazen 統合によるレポート マネージャーの進化/モバイル レポート作成 10
- Reporting Services の既存機能の強化 14
1.4 モバイル レポート パブリッシャーのインストール(プレビュー版) 15
- インストール要件 15
- モバイル レポート パブリッシャーのダウンロード 15
- モバイル レポート パブリッシャーのインストール 16
1.5 レポート ビルダーのインストール(プレビュー版) 21
- インストール要件 21
- レポート ビルダーのダウンロード 21
- レポート ビルダーのインストール 22

STEP 2. モバイル レポート パブリッシャーで モバイル レポートを作成してみよう 27
2.1 この Step で作成するモバイル レポート 28
2.2 モバイル レポート パブリッシャーの基本操作 30

- Let's Try 30
- シミュレート データの確認 34
2.3 色パレットの変更(レポート全体の色合いの変更) 36
2.4 Phone(スマホ)用のレイアウトの作成 38
2.5 レポート サーバーへの保存 41
2.6 モバイル レポートの参照 44

- Let's Try 44
- スマホからのアクセス ~iPhone 6 Plus/Xperia Z3 の場合~ 47
2.7 Tablet 用レイアウトの作成 50
- Let's Try ~既存のモバイル レポートの編集~ 50
- Tablet 用レイアウトの作成 52
- タブレットからのアクセス ~Surface Pro 3 の場合~ 55

STEP 3. SQL Server データベースから のモバイル レポートの作成 56
3.1 この Step で作成するモバイル レポート 57
- NorthwindJ データベースの構成 58
3.2 共有データ ソースと共有データセットの作成 60
- 共有データ ソースの作成 60
3.3 共有データセットの作成 63
3.4 共有データセットを利用したモバイル レポートの作成 67
- 共有データセットの読み込み 67
- Totals Chart(横棒グラフ)で商品ごとの売上を表示 70
3.5 Selection List でデータの絞り込み(スライサー/パラメーター) 74
- Selection List を Tree 形式に変更する 76
- All を非表示にする 77
- 2つ目の Selection List の追加(在籍支社での絞り込みを追加) 78
3.6 Number ゲージの利用 82
- 2つ目のゲージの追加 83
- Number ゲージと Selection List の連動を設定する 84
3.7 Phone/Table 用レイアウトの作成 87
- Tablet 用レイアウトの作成 90
- レポート サーバーへの保存 92

STEP 4. 実践的なモバイル レポート の作成 94
4.1 この Step で作成するレポートの概要 95
4.2 Scorecard Grid と Pie Chart による売上データの表示 97

- レポートの新規作成、共有データセットの読み込み ~ds_受注クエリの利用~ 97
- Scorecard Grid で商品区分ごとの売上金額/売上数量を表示 100
- All を非表示にする 103
- Pie Chart(円グラフ)の利用 104
- Pie Chart のカスタマイズ 107
- Phone 用レイアウトの作成 111
- レポート サーバーへの保存 114
4.3 Time Navigator によるタイム トラベル(過去売上の確認) 116
- レポートの新規作成、共有データセットの読み込み ~ds_受注クエリの利用~ 116
- Time Navigator で受注日ごとの売上金額を表示 119
- 会計年度(FY:Fiscal Year)への対応 123
- Time Navigator の表示のカスタマイズ 124
- Time Navigator の見た目を変更する(棒グラフから Step Area など) 128
- Time Range Preset(時間の範囲)の変更(左の 4つのパーツの変更) 129
- Pie Chart の追加(Time Navigator との連動) 131
- Totals Chart の追加 133
- レポート サーバーへの保存 136
4.4 Comparison Totals Chart や Indicator による昨年比 138
- 共有データセットの作成 139
- レポートの新規作成、共有データセットの読み込み 141
- Scorecard Grid で前年比を表示 ~Indicator の追加~ 143
- Comparison Totals Chart の追加(月ごとの売上に前年金額を追加したグラフ) 148
- Radical Gauge の追加(前年比) 151
- Number with Delta の追加(前年比) 153
- Delta Indicator の追加(前年比) 155
- Indicator DataGrid の追加(前年同月比) 157
- レポート サーバーへの保存 162
4.5 Comparison Time Chart による昨年比 164
- レポートの新規作成、共有データセットの読み込み 164
- Comparison Time Chart の利用 166
- レポート サーバーへの保存 170
4.6 Excel データからのレポート作成/Waterfall(滝グラフ) 172
- レポートの新規作成、Excel ファイルからの読み込み 172
- Waterfall Chart(滝グラフ)の利用 174
- レポート サーバーへの保存 177
4.7 ドリルスルー機能(ジャンプ レポート) 180
4.8 レポート マネージャーでのお気に入り機能 182
4.9 レポート マネージャーでの KPI 183
4.10 レポート マネージャーの色合いをカスタマイズ(Custom Brand) 184
4.11 レポート マネージャーでの Power BI/Excel ファイルの配置 186

STEP 5. 既存機能の強化 188
5.1 既存機能の強化 189
5.2 パラメーター ボックスのカスタマイズ 190
5.3 新しいグラフ(サンバースト、ツリーマップ) 191
5.4 HTML 5 ベースのレンダリング/ページ分割されたレポート 192
5.5 PowerPoint レンダリング 193
5.6 印刷コントロールの変更(ActiveX コントロールが不要に) 194
5.7 Power BI ダッシュボードへのピン留め 195
5.8 付録:サンプル データベース(NorthwindJ)の作成 197

- NorthwindJ データベースの構成 199

Reporting Service は、SQL Server 2000 から追加された機能ですが、このとき松本崇博と二人で SQL Server のユーザー会でデモを行ったことが Microsoft の MVP になったきっかけの一つでした。松本崇博にいたっては、初めて Microsoft TechEd で担当したセッションが SQL Server 2000 の Reporting Services でした。
今では、当時とは比べ物にならないほど優れた機能になっていますが、私たちにとっても大変思い入れのある機能です。いまだにどんどん進化していて嬉しいです!

■ おわりに
桜というのは、歳を取るほど味わいが出るし、散り際も花びらが舞って美しいですね。私も桜の花のような人間でありたいと思います。

桜の花

今年も MVP アワード受賞いたしました。ありがとうございます!

MVPアワードトロフィー


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松本美穂のコラム
(公開活動などのお知らせ)

第60回:SQL Server 2017 自習書 No.3「SQL Server 2017 Machine Learning Services」のご案内
第59回:SQL Server 2017 自習書 No.2「SQL Server 2017 on Linux」のご案内
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第57回:SQL Server 2017 RC 版とこれまでのドキュメントのまとめ
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第39回: Power BI for Office 365 プレビュー版は試されましたか?
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