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第 18 回: 「SQL Azure 入門」自習書のご案内

2010年1月21日

筑波山神社

明けましておめでとうございます!
みなさんは、初詣はすまされましたか?
私は先週末、筑波山神社に行って来ました。
筑波山にも登ってきまして(もちろん、上り下りと徒歩です)、やっと筋肉痛がとれたところです。
年末年始は、SQL Azure などの検証作業に追われたので、1月いっぱいは、少しゆったりと自分のペースで仕事をしたいと思っています。

■ 「SQL Azure 入門」自習書のご案内

年末年始に、弊社執筆の「マスター データ サービスによるマスター データ管理」、「SQL Azure 入門」、「StreamInsight によるストリーム データ処理」の 3つの自習書が、新たに下記のマイクロソフトさんのサイトで公開されました(右下のほうに自習書へのリンクがあります)。
http://www.microsoft.com/japan/sqlserver/2008/r2/prodinfo/default.mspx

・SQL Server 2008 R2 自習書シリーズ No.4
「マスター データ サービスによるマスター データ管理」

マスター データ サービス(MDS: Master Data Services)は、SQL Server 2008 R2 で提供されるマスター データ管理(MDM: Master Data Management)を実現するためのサービスです。
マスター データとは、「商品マスター」や「社員マスター」、「顧客マスター」、「店舗マスター」などのマスター テーブルのデータを指し、DWH(データ ウェアハウス)環境においてはディメンション テーブルのデータ(分析軸となるデータ)を指します。
本自習書では、マスター データ サービス(MDS)を利用して、マスター データをどのように管理できるのかをステップ バイ ステップ形式で説明しています。

データ スチュワード ポータル(ポータル サイト)を利用して、マスター データを管理
MDS

目次は次のとおりです。

STEP 1. 本自習書の概要と 自習書を試す環境について 4
1.1 マスター データ サービス(MDS)とは 5
1.2 自習書を試す環境について 7
1.3 事前作業:サンプル スクリプトのセットアップ 8
STEP 2. マスター データ サービスの インストールと構成 10
2.1 マスター データ サービス(MDS)のインストール 11
2.2 マスター データ サービス構成マネージャでの設定 14
STEP 3. マスター データの管理 23
3.1 マスター データ管理の設定概要 24
3.2 モデルの作成 25
3.3 エンティティの作成 27
3.4 リーフ属性の作成 29
3.5 派生階層の作成 35
3.6 データのインポート(INSERT) 38
3.7 処理の実行 40
3.8 エクスプローラでのデータの確認 42
3.9 階層の確認と階層移動 45
3.10 トランザクションの確認と破棄 47


・SQL Server 2008 R2 自習書シリーズ No.5
「StreamInsight によるストリーム データ処理」

StreamInsight は、CEP(Complex Event Processing:複合イベント処理)を実現することができる SQL Server 2008 R2 からの新機能です。CEP は、各種のセンサー データや株取引情報、Web サーバーのログ’(クリック ストリーム)などのように、絶え間なく大量に流れてくるようなストリーム データを処理することができるアプリケーションを指します。

ストリームの状態をグラフィカルに監視できる
StreamInsight

目次は次のとおりです。

STEP 1. StreamInsight の概要と 自習書を試す環境について 4
1.1 StreamInsight とは 5
1.2 自習書を試す環境について 7
1.3 StreamInsight のインストール 8
STEP 2. StreamInsight を利用した 基本プログラミング 10
2.1 作成するアプリケーション 11
2.2 Visual Studio 2008 の起動とプロジェクトの新規作成 12
2.3 参照の追加(Microsoft.ComplexEventProcessing.dll) 14
2.4 メイン プログラムの記述(Program.cs) 16
2.5 Payload の定義 18
2.6 Input アダプタの作成 19
2.7 Output ストリームの作成 27
2.8 Output アダプタの作成 28
STEP 3. LINQ クエリによる Output ストリームの加工 35
3.1 LINQ クエリで Output ストリームの加工 36
3.2 Where 句でのデータの絞り込み 37
3.3 データに対する演算処理 38
3.4 TumblingWindow による一定期間のバッファリング 39
3.5 複数ストリームの連結(Union) 42
STEP 4. StreamInsight でのデバッグ 44
4.1 PowerShell を利用した状態監視 45
4.2 デバッガ(StreamInsight Event Flow Debugger) 49
STEP 5. Observable を利用した StreamInsight プログラミング 57
5.1 この Step で作成するアプリケーション 58
5.2 Visual Studio 2008 でプロジェクトの新規作成 59
5.3 参照の追加 60
5.4 メイン プログラムの記述(Program.cs) 62
5.5 Payload の定義 64
5.6 Input ソースの処理 67
5.7 Output(出力)処理 69
5.8 Output をファイルへ書き込むように変更 71


・SQL Server 2008 R2 自習書シリーズ No.6「SQL Azure 入門」

SQL Azure は、マイクロソフトのクラウド プラットフォームである「Windows Azure プラットフォーム」の一部として提供されている、クラウド ベースの RDB(リレーショナル データベース)サービスです(2010年 1月より商用サービスが開始されました)。
SQL Azure Database は、SQL Server テクノロジーをベースとして構築されているので、SQL Server と非常に高い互換性があります。クラウド上の SQL Azure Database を操作するのも、オンプレミス(ローカル)環境の SQL Server を操作するのも、まったく同じように Transact-SQL(T-SQL)ステートメントを利用して、シームレスに操作することが可能です。
本自習書では、SQL Azure の具体的な操作方法について、簡単な例を使ってステップ バイ ステップ形式で説明しています。

ポータルサイトでの管理者アカウントとサーバーの作成
SQL Azure

目次は次のとおりです。

STEP 1. SQL Azure の概要と 自習書を試す環境について 5
1.1 SQL Azure とは 6
1.2 Windows Azure プラットフォームのサービス内容 8
1.3 Windows Azure プラットフォームの申込み手順 11
1.4 自習書を試す環境について 21
STEP 2. SQL Azure Database への 接続と基本操作 22
2.1 SQL Azure Database 管理者アカウントの作成/サーバーの作成 23
2.2 SQL Azure Firewall の設定 26
2.3 データベースを作成する 28
2.4 SQL Server 2008 R2 Management Studio からの接続 29
2.5 データベースを CREATE DATABASE で作成 33
2.6 任意のデータベースへの接続 34
2.7 テーブルの作成(CREATE TABLE) 36
2.8 データの追加(INSERT) 38
2.9 日本語文字の追加と照合順序の設定 40
2.10 日付時刻データの確認(UTC) 45
2.11 データの更新と削除(UPDATE/DELETE) 46
2.12 ビューの作成(CREATE VIEW) 47
2.13 ストアド プロシージャの作成(CREATE PROCEDURE) 48
2.14 オブジェクトの依存関係の表示 49
2.15 ビューとストアド プロシージャの定義の確認 50
2.16 インデックスの作成 51
2.17 bcp でデータのバックアップ 54
2.18 Integration Services での CSV ファイルへのエクスポート 57
2.19 sqlcmd ユーティリティからの接続 63
STEP 3. 既存の SQL Server 環境の SQL Azure への移行 64
3.1 移行するデータベース(NorthwindJ)のアタッチ 65
3.2 移行元でスクリプト生成ウィザードの実行 68
3.3 SQL Azure 側でデータベースとログイン アカウントの作成 74
3.4 ローカル環境で CREATE USER ステートメントの修正 76
3.5 SQL Azure Database に接続してスクリプトの実行 77
STEP 4. SQL Azure Database へ アプリケーションからのアクセス 83
4.1 SQL Azure Database へのアクセス概要 84
4.2 ADO.NET から SQL Azure Database へのアクセス 85
4.3 ASP.NET(ADO.NET)から SQL Azure Database へのアクセス 91
4.4 Java(JDBC)から SQL Azure Database へのアクセス 95
4.5 Windows Azure から SQL Azure Database へのアクセス 97
STEP 5. その他のオブジェクトと SQL Azure の制限事項 117
5.1 SQL Azure でサポートされるその他のオブジェクト 118
5.2 SQL Azure でサポートされている Transact-SQL ステートメント 126
5.3 SQL Azure で未サポートの Transact-SQL ステートメント 128

■ SQL Azure 関連のブログ記事のご紹介

SQL Azure については、次のように、私と松本崇博のそれぞれのブログでも扱っていますのでご紹介しておきます。

松本美穂ブログ
SQL Azure Database の照合順序について
http://d.hatena.ne.jp/miho_matsumoto/20100120/1263958925
SQL Azure Database のテーブルにはクラスタ化インデックスが必須
http://d.hatena.ne.jp/miho_matsumoto/20100117/1263681021
SQL Server 2008 R2 Management Studio から SQL Azure へ接続するには
http://d.hatena.ne.jp/miho_matsumoto/20100117/1263679613
SQL Azure Database を利用するための設定
http://d.hatena.ne.jp/miho_matsumoto/20100116/1263596735
Windows Azure の申し込み方法
http://d.hatena.ne.jp/miho_matsumoto/20100116/1263592079

松本崇博ブログ
SQL Azure Migration Wizard で SQL Azure へのデータ移行(SQLAzureMW)
http://d.hatena.ne.jp/matu_tak/20100121/1264051572
SQL Azure Migration Wizard v3.1.3 で SQL Azure へのデータ移行(SQLAzureMW)
http://d.hatena.ne.jp/matu_tak/20100121/1264054116
SQL Azure へスクリプト生成ウィザードでデータ移行(SQL Server 2008 R2)
http://d.hatena.ne.jp/matu_tak/20100120/1264050730
SQL Azure Manager で GUI 操作(オブジェクト エクスプローラー代わり)
http://d.hatena.ne.jp/matu_tak/20100119/1264050530
SQL Azure のデータを Integration Services でインポート/エクスポート
http://d.hatena.ne.jp/matu_tak/20100118/1264046586
SQL Azure のデータを bcp コマンドでバックアップ
http://d.hatena.ne.jp/matu_tak/20100117/1264046198
SQL Azure へ SQL Server 2008 sqlcmd ユーティリティから接続
http://d.hatena.ne.jp/matu_tak/20100116/1263856113
SQL Azure へ SQL Server 2008 Management Studio から接続
http://d.hatena.ne.jp/matu_tak/20100115/1263855980
SQL Azure サーバーのデータセンターの場所変更
http://d.hatena.ne.jp/matu_tak/20100114/1263855805

おわりに
2月1日は、再び「SQL Server 2008 R2 CTP プレビュー セミナー」を実施する予定です。
今年もよろしくお願いします。

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松本美穂のコラム
(公開活動などのお知らせ)

第60回:SQL Server 2017 自習書 No.3「SQL Server 2017 Machine Learning Services」のご案内
第59回:SQL Server 2017 自習書 No.2「SQL Server 2017 on Linux」のご案内
第58回:SQL Server 2017 自習書 No.1「SQL Server 2017 新機能の概要」のご案内
第57回:SQL Server 2017 RC 版とこれまでのドキュメントのまとめ
第56回:「SQL Server 2016 への移行とアップグレードの実践」完成&公開!
第55回:書籍「SQL Server 2016の教科書 開発編」(ソシム)が発刊されました
第54回:「SQL Server 2016 プレビュー版 Reporting Services の新機能」自習書のお知らせ
第 53 回:SQL Server 2016 Reporting Services の新しくなったレポート マネージャーとモバイル レポート機能
第 52 回:SQL Server 2016 の自習書を作成しました!
第 51 回:PASS Summit と MVP Summit で進化を確信!
第 50 回:新しくなった Power BI(2.0)の自習書を作成しました!
第49 回:Excel 2016 の Power Query を使う
第 48 回:新しくなった Microsoft Power BI ! 無料版がある!!
第 47 回:「Microsoft Azure SQL Database 入門」 完成&公開!
第 46 回:Microsoft Power BI for Windows app からの Power BI サイト アクセス
第 45 回:Power Query で取得したデータを PowerPivot へ読み込む方法と PowerPivot for Excel 自習書のご紹介
第44回:「SQL Server 2014 への移行とアップグレードの実践」ドキュメントを作成しました
第43回:SQL Server 2014 インメモリ OLTP 機能の上級者向けドキュメントを作成しました
第42回:Power Query プレビュー版 と Power BI for Office 365 へのクエリ保存(共有クエリ)
第41回:「SQL Server 2014 CTP2 インメモリ OLTP 機能の概要」自習書のお知らせです
第40回: SQL Server 2012 自習書(HTML版)を掲載しました
第39回: Power BI for Office 365 プレビュー版は試されましたか?
第38回: SQL Server 2014 CTP2 の公開
第37回: SQL Server 2014 CTP1 の自習書をご覧ください
第36回: SQL Server 2014 CTP1 のクラスター化列ストア インデックスを試す
第35回: SQL Server 2014 CTP1 のインメモリ OLTP の基本操作を試す
第34回: GeoFlow for Excel 2013 のプレビュー版を試す
第33回: iPad と iPhone からの SQL Server 2012 Reporting Servicesのレポート閲覧
第32回: PASS Summit 2012 参加レポート
第31回: SQL Server 2012 Reporting Services 自習書のお知らせ
第30回: SQL Server 2012(RTM 版)の新機能 自習書をご覧ください
第29回: 書籍「SQL Server 2012の教科書 開発編」のお知らせ
第26回: SQL Server 2012 の Power View 機能のご紹介
第25回: SQL Server 2012 の Data Quality Services
第24回: SQL Server 2012 自習書のご案内と初セミナー報告
第23回: Denali CTP1 が公開されました
第22回 チューニングに王道あらず
第21回 Microsoft TechEd 2010 終了しました
第20回 Microsoft TechEd Japan 2010 今年も登壇します
第19回 SQL Server 2008 R2 RTM の 日本語版が公開されました
第18回 「SQL Azure 入門」自習書のご案内
第17回 SQL Server 2008 自習書の追加ドキュメントのお知らせ
第16回 SQL Server 2008 R2 自習書とプレビュー セミナーのお知らせ
第15回 SQL Server 2008 R2 Reporting Services と新刊のお知らせ
第14回 TechEd 2009 のご報告と SQL Server 2008 R2 について
第13回 SQL Server 2008 R2 の CTP 版が公開されました
第12回 MVP Summit 2009 in Seattle へ参加

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