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第 35 回: SQL Server 2014 CTP1 のインメモリ OLTP の基本操作を試す

2013年6月29日

2013年6月25日、SQL Server 2014 CTP1 が公開されました。
http://technet.microsoft.com/ja-jp/evalcenter/dn205290.aspx

なんといっても、SQL Server 2014 での大きな変更は、インメモリ OLTP(コード名:Hekaton)機能が追加されることです。早速、基本操作について試してみました。

Memory Optimized Table 用ファイルグループの作成
まずは、Memory Optimized Table 用のファイルグループを作成します。データベースの作成時に、「CONTAINS MEMORY_OPTIMIZED_DATA」を付けると、Memory Optimized Table 用のファイルグループに設定することができます。

ファイルグループの作成

既にデータベースがある場合には、以下のようにして、ファイル グループを追加することもできます。

ファイルグループを後から追加

Memory-optimized Tableの作成
次に、追加したファイルグループ内に、Memory-optimized Tableを作成します。WITH 句で MEMORY_OPTIMIZED = ON とすることで、Memory-optimized Table を作成することができます。Memory-optimized Tableの作成には、CTP1では、NOT NULL、PRIMARY KEY および NONCLUSTERED の HASH インデックスを作成するのが必須になっています。

Memory-optimized Table の作成

Memory-optimized Table は、Durable(永続化)と Non-Durable(非永続化)を選ぶことができますが、今回は、DURABILITY = SCHEMA_ONLY で、Non-Durable で作成しています。

データの挿入については通常どおりです。

データの挿入

varchar データ型は、現在のところ、コードページ1252でしかサポートされていません。Japanese_CI_AS(日本語環境にSQL Server 2014 CTP1をインストールした場合のデフォルトの照合順序)の場合は、varchar 列を作成しようとすると、次のようなエラーになります。

varcharはコードページ1252のみ

ネイティブストアドプロシージャの作成
イン メモリOLTPでは、ネイティブ ストアドプロシージャを作成することで、性能向上させることができます。ネイティブ ストアドプロシージャの作成例は次のとおりです。

ネイティブ ストアドプロシージャの作成

CREATE PROCEDURE ステートメントで、「WITH NATIVE_COMPILATION」を指定することで、ネイティブ コンパイル ストアド プロシージャとして、ストアド プロシージャを作成することができます。また、BEGIN ATMIC と END(1つのトランザクション) や、EXECUTE AS OWNER と SCHEMABINDING が必須となっています。

テーブル サイズの確認
Memory-optimized Tableのテーブル サイズは、Management Studio のレポート機能や動的管理ビューを使用して確認することができます。

Memory Usage By Memory Optimized Objects レポートの表示
Memory Usage By Memory Optimized Objects レポートの表示

sys.dn_db_xtp_table_memory_stats 動的管理ビューの利用
Sys.dn_db_xtp_table_memory_stats 動的管理ビューの利用

Memory-optimized Tableでの同時更新(Write-Write 競合):先勝ち
インメモリOLTPでは、ロックを利用しない楽観的同時実行制御が実装されているので、同時に同じ値を更新する場合の動作を確認してみました。
以下のように、同時に同じ値を更新しようとすると、後に更新した方が、ロールバックされます。

Memory-optimized Tableでの同時更新(Write-Write 競合):先勝ち

また、同時に同じ値を挿入しようとすると、後からコミットした方がロールバックされます。
Memory-optimized Tableでの同時更新(Write-Write 競合):先勝ち

このように、Memory-optimized Tableでは、同時更新が発生した場合は、先に更新した方が勝つ方式(First Writer Win)が採用されています。

HASH インデックスの作成
PRIMARY KEY 以外の列に HASH インデックスを作成するには、次のように、列定義の後に INDEX キーワードを利用してHASH WITH に続けて BUCKET_COUNT(バケット数)を指定します。

HASH インデックスの作成

データを挿入後、以下のような検索の実行プランを確認してみます。

実行プラン

Index Seek で、作成したインデックスが使用されているのを確認できます。

p.s
現在、自習書を執筆中です。お楽しみに。

 

事例1

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