松本美穂のコラム

Office 2016 の提供が開始されましたね！
Excel 2016 の Power Query 機能を試してみました。

■ Power Query のダウンロードとインストールは必要ない

1つ前のバージョンの Excel 2013 の時は、Power Query を使うにあたっては、別途、ダウンロードしてインストールし、起動は、以下のように「POWER QUERY」タブから行っていました。

Excel 2013 での Power Query の起動

Excel 2016 からは、今までのように、別途、ダウンロード＆インストールをする必要はなく、Excel 2016 をインストールしただけで、Pwer Query を使えるようになりました。

Power Query 機能は、次のように「データ」タブの「取得と変換」グループにある「新しいクエリ」から起動できるようになりました。

Excel 2016 での Power Query の起動

■ Excel 2016 の Power Query で SQL Server のデータを取得

SQL Server からのデータの取得も試してみました。
Excel 2016 の Power Query で SQL Server のデータを取得するには、次のように行います。
まずは、「データ」タブの「新しいクエリ」から、「データベースから」を選び、「SQL Server データベースから」をクリックします。

「Microsoft SQL データベース」ダイアログが表示されたら、「サーバー」に SQL Server の名前、「データベース」にデータベースの名前を入力して、「OK」ボタンをクリックします。

「Microsoft SQL データベースへのアクセス」ダイアログが表示されたら、SQL Server への接続方法（Windows 認証を利用するのか、SQL Server 認証を利用するのか）を指定して、「接続」ボタンをクリックします。

既定では、「暗号化のサポート」ダイアログが表示されて、警告が表示されるので、内容を確認した上で「OK」をクリックします。

SQL Server への接続が完了すると、次のように「ナビゲーター」ダイアログが表示されるるので、複数のテーブルのデータを取得したい場合には、「複数のアイテムの選択」をチェックして、テーブルを指定します。

テーブルを指定した後、「読み込む」ボタンをクリックすると、データを取得することができます （「読み込む」ボタンをクリックした場合は、Excel のワークシート上にデータを取得することができます）。

■データモデル（PowerPivot）に読み込みたい場合

Excel のワークシート上ではなく、PowerPivot のデータモデルにデータを読み込みたい場合は、次のように、「ナビゲーター」ダイアログの「読み込む」のリストボタンをクリックして、「読み込み先」をクリックするようにします。

次のように 「読み込み先」ダイアログが表示されたら、「このデータをデータモデルに追加する」をチェックして、「読み込み」ボタンをクリックすることで、PowerPivot のデータモデルに読み込むことができるようになります。

■PowePivot ウィンドウを表示する

PowerPivot に取り込んだデータを確認するには、次のように 「データ」タブの「データ ツール」グループにある「データ モデルの管理」をクリックします。

これで PowerPivot ウィンドウが表示されます（↓）。

■ おわりに
昨日は、とても美しい満月＆スーパームーンでしたね！
最近のカメラの進化は素晴らしくて、次のような写真が家庭でも撮れるようになったことに、日々、感動しています。
久しぶりにお天気にも恵まれて、本当に良かった！