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Microsoft SQL Server 2016 自習書シリーズ (HTML 版)
「No.3 Reporting Services の新機能」

松本美穂と松本崇博が執筆した SQL Server 2016 自習書シリーズの「No.3 Reporting Services の新機能」の HTML 版です。 日本マイクロソフトさんの Web サイトで Word または PDF 形式でダウンロードできますが、今回、HTML 版として公開する許可をいただきましたので、ここに掲載いたします。 なお、記載している内容は、2016年 9月時点での情報になります。[2018年12月29日]

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3.6 番号ゲージの利用

次に、レポートに 番号ゲージを追加してみましょう。番号ゲージは、全体の売上金額合計や、売上数量の合計などを表示する際に便利なパーツです(このパーツがあることでダッシュボードらしく見せられるようになるので、重要なパーツです)。

1.まずは、[レイアウト]ボタンをクリックして、[レイアウト]ページを開きます。

2.番号ゲージを追加するには、次のように[ゲージ]カテゴリ内の[番号]パーツをグリッド上にドラッグ&ドロップして配置し、横に 2グリッド分広げます(もし、選択一覧 の下にスペースがない場合は、選択一覧の縦の長さを小さくして、スペースを作って、そこへ配置してください)。

00159

番号ゲージを配置後は、画面下部の[ビジュアルのプロパティ]セクションにある[タイトル]を「受注金額」に変更します。これで、番号ゲージの名前が「番号 1」から「受注金額」に変わって、レポートに表示されるタイトルも「受注金額」に変更することができます。

3.次に、番号ゲージ売上金額の合計を割り当てるために、[データ]ボタンをクリックして、[データ]ページを開きます。

00160

4.データのプロパティ]セクションの[]で「ds_受注クエリ」データセットと「受注金額」列を選択します。これで、受注金額の合計を表示できるようになります。

◆ 2つ目のゲージの追加

次に、もう1つ番号ゲージを追加して、こちらには売上数量を表示するようにします。

1.レイアウト]ボタンをクリックして、[レイアウト]ページに戻り、2つ目の 番号ゲージを 1つ目の番号ゲージの下にドラッグ&ドロップして配置し、横に 2グリッド分広げます

00161

番号ゲージを配置後、画面下部の[ビジュアルのプロパティ]セクションの[タイトル]を「番号 2」から「数量」に変更します。

2.次に、2つ目の番号ゲージ売上数量を割り当てるために、[データ]ボタンをクリックして、[データ]ページを開きます。

00162

データのプロパティ]セクションの[]で「ds_受注クエリ」データセットと「数量」列を選択します。これで、売上数量の合計を表示できるようになります。

◆ 番号ゲージと選択一覧の連動を設定する

次に、番号ゲージ選択一覧 1(区分名のフィルター)と 選択一覧 2(在籍支社のフィルター)と連動するように設定します。

1.まずは、次のように、画面左側の[レポート要素]から「受注金額」ゲージ(1つ目の 番号ゲージ)をクリックして選択し、[データのプロパティ]セクションの[]の[オプション]ボタンをクリックします。

00163

これによって、[次に基づいてフィルター]が表示されるので、「選択一覧 1」と「選択一覧 2」の両方にチェックを付けて、[完了]ボタンをクリックします。これで、受注金額のゲージが 選択一覧 1 と 選択一覧 2 に連動するようになります。

2.次に、「数量」ゲージ(2つ目の 番号ゲージ)に対しても同様の設定を行います。画面左側の[レポート要素]から「数量」ゲージをクリックして選択し、[データのプロパティ]セクションの[]の[オプション]ボタンをクリックします。

00164

次に基づいてフィルター]が表示されたら、「選択一覧 1」と「選択一覧 2」の両方にチェックを付けて、[完了]ボタンをクリックします。

以上で、番号ゲージ選択一覧 の連動の設定が完了です。

3.設定後、[プレビュー]ボタンをクリックして、レポートのプレビューを表示します。

00165

選択一覧 1」で任意の区分名(画面は加工食品)、「選択一覧 2」で任意の在籍支社(画面は大阪支社)を選択すると、合計グラフ(商品ごとの売上金額)が連動するのに加えて、番号ゲージ受注金額数量)も連動していることを確認できます。

次のように、他の区分名や、在籍支社を選択して、結果が変わることを確認してみてください。

00166

4.動作を確認したら、[]ボタンをクリックして、レポートのプレビューを終了します。

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