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Microsoft Power BI 自習書シリーズ (HTML 版)
「No.1 無料で利用できる Power BI を試しみよう」

松本美穂と松本崇博が執筆した Power BI 自習書シリーズの「No.1 無料で利用できる Power BI を試しみよう」の HTML 版です。 日本マイクロソフトさんの Web サイトで Word または PDF 形式でダウンロードできますが、今回、HTML 版として公開する許可をいただきましたので、ここに掲載いたします。[2015年12月29日]

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7.2 OneDrive for Businessを利用した共有

Office 365 または OneDrive の有償版である「OneDrive for Business」を利用している場合には、SharePoint Online ベースの Excel Online を利用することができるので、従来ながらの Power View レポートを表示することができます(Silverlight ベースのレポートを参照できます)。また、(執筆時点では)Power BI 2.0 ではサポートされていない、KPI 階層ピボット テーブルピボット グラフなどを利用する場合にも、この方法を利用することで、従来と同様に、共有していけるようになります。

Power BI には、OneDrive for Business 上のドキュメント(Excel ファイル)に対してリンクを作成する機能があるので、これを利用すれば、従来ながらの Power View レポートを、Power BI 上にあるレポートのように見せかけることができます。

これを利用するには、次のように[データの取得]をクリックします。

00561

ファイルの取得]ページでは、[OneDrive - Business]が表示されるので、これをクリックします。

これで、OneDrive for Business 上に作成しているドキュメントが一覧されるようになります(Office 365 または OneDrive for Business を契約したアカウントと Power BI にサインアップ(登録)したアカウントが同一である必要があります)。

00562

ここで、Power BI 1.0 形式の Excel ファイルを選択して、[接続]ボタンをクリックすると、次のように表示されます。

00563

Power BI 1.0 形式の Excel ファイルの場合には、[インポート]を行うか、[接続]を行うかを選択することができるので、ここで[接続]ボタンをクリックします。これで、OneDrive for Business 上のファイルに対して、リンクを作成することができます。

リンクの作成が完了すると、Power BI サイト上に、次のように表示されます。

00564

リンクした Excel ファイルは、レポートとして表示されて、[・・・]ボタンをクリックすると、[表示]メニューが表示されるので、これをクリックします。

これで、次のように新しいタブが表示されて、OneDrive for Business が開いて、Power BI 1.0 形式の Excel ファイルを、Web 上で参照することができます。

00565

このように、Power BI 2.0 でサポートされていない機能を利用する場合には、OneDrive for Business を利用することで、従来のファイルをそのまま表示する、という回避策をとることができます。

◆ グループ機能を利用すれば、グループ共有も可能(Power BI Pro)

Power BI の有償版である「Power BI Pro」を利用している場合には、グループ機能を利用して、OneDrive for Business 上のファイルを共有することができます。Power BI Pro のグループ機能は、Office 365 のグループ機能と透過的に利用できるようになっているので、Office 365 のグループ上に配置したドキュメントにリンクさせることもできます。

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Power BI の[ファイルの取得]ページで[OneDrive - グループ名]をクリックすると、次のように OneDrive for Business のグループ ドキュメントに配置したファイルを表示できます。

00568

このグループ ドキュメントに対して、次のように[接続]ボタンをクリックすれば、OneDrive for Business 上のファイルに対して、リンクを作成することができます。

00569

このように、グループ機能を利用することで、従来ながらの Power BI 1.0 ファイルでも、簡単に共有していくことができます。

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松本美穂のコラム
(公開活動などのお知らせ)

第60回:SQL Server 2017 自習書 No.3「SQL Server 2017 Machine Learning Services」のご案内
第59回:SQL Server 2017 自習書 No.2「SQL Server 2017 on Linux」のご案内
第58回:SQL Server 2017 自習書 No.1「SQL Server 2017 新機能の概要」のご案内
第57回:SQL Server 2017 RC 版とこれまでのドキュメントのまとめ
第56回:「SQL Server 2016 への移行とアップグレードの実践」完成&公開!
第55回:書籍「SQL Server 2016の教科書 開発編」(ソシム)が発刊されました
第54回:「SQL Server 2016 プレビュー版 Reporting Services の新機能」自習書のお知らせ
第 53 回:SQL Server 2016 Reporting Services の新しくなったレポート マネージャーとモバイル レポート機能
第 52 回:SQL Server 2016 の自習書を作成しました!
第 51 回:PASS Summit と MVP Summit で進化を確信!
第 50 回:新しくなった Power BI(2.0)の自習書を作成しました!
第49 回:Excel 2016 の Power Query を使う
第 48 回:新しくなった Microsoft Power BI ! 無料版がある!!
第 47 回:「Microsoft Azure SQL Database 入門」 完成&公開!
第 46 回:Microsoft Power BI for Windows app からの Power BI サイト アクセス
第 45 回:Power Query で取得したデータを PowerPivot へ読み込む方法と PowerPivot for Excel 自習書のご紹介
第44回:「SQL Server 2014 への移行とアップグレードの実践」ドキュメントを作成しました
第43回:SQL Server 2014 インメモリ OLTP 機能の上級者向けドキュメントを作成しました
第42回:Power Query プレビュー版 と Power BI for Office 365 へのクエリ保存(共有クエリ)
第41回:「SQL Server 2014 CTP2 インメモリ OLTP 機能の概要」自習書のお知らせです
第40回: SQL Server 2012 自習書(HTML版)を掲載しました
第39回: Power BI for Office 365 プレビュー版は試されましたか?
第38回: SQL Server 2014 CTP2 の公開
第37回: SQL Server 2014 CTP1 の自習書をご覧ください
第36回: SQL Server 2014 CTP1 のクラスター化列ストア インデックスを試す
第35回: SQL Server 2014 CTP1 のインメモリ OLTP の基本操作を試す
第34回: GeoFlow for Excel 2013 のプレビュー版を試す
第33回: iPad と iPhone からの SQL Server 2012 Reporting Servicesのレポート閲覧
第32回: PASS Summit 2012 参加レポート
第31回: SQL Server 2012 Reporting Services 自習書のお知らせ
第30回: SQL Server 2012(RTM 版)の新機能 自習書をご覧ください
第29回: 書籍「SQL Server 2012の教科書 開発編」のお知らせ
第26回: SQL Server 2012 の Power View 機能のご紹介
第25回: SQL Server 2012 の Data Quality Services
第24回: SQL Server 2012 自習書のご案内と初セミナー報告
第23回: Denali CTP1 が公開されました
第22回 チューニングに王道あらず
第21回 Microsoft TechEd 2010 終了しました
第20回 Microsoft TechEd Japan 2010 今年も登壇します
第19回 SQL Server 2008 R2 RTM の 日本語版が公開されました
第18回 「SQL Azure 入門」自習書のご案内
第17回 SQL Server 2008 自習書の追加ドキュメントのお知らせ
第16回 SQL Server 2008 R2 自習書とプレビュー セミナーのお知らせ
第15回 SQL Server 2008 R2 Reporting Services と新刊のお知らせ
第14回 TechEd 2009 のご報告と SQL Server 2008 R2 について
第13回 SQL Server 2008 R2 の CTP 版が公開されました
第12回 MVP Summit 2009 in Seattle へ参加

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