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SQL Server 2012 自習書シリーズ (HTML 版)
「No.12 Analysis Services によるインメモリ BI 入門」

松本美穂と松本崇博が執筆した完全オリジナル SQL Server 2012 自習書シリーズの「No.12 Analysis Services によるインメモリ BI 入門」の HTML 版です。 日本マイクロソフトさんの Web サイトで Word または PDF 形式でダウンロードできますが、今回、HTML 版として公開する許可をいただきましたので、ここに掲載いたします。[2013年12月29日]

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2.5 ピボット テーブルからの接続確認

◆ ピボット テーブルからの接続確認

次に、作成したテーブル モデルに対して、クライアント ツールから接続して、結果を確認してみましょう。クライアント ツールには、Excel のピボット テーブルを利用します。

1.ピボット テーブルから接続するには、次のようにツールバーの[Excel で分析]ボタンをクリックします。

00058

Excel で分析]ダイアログが表示されたら、[モデルへの接続に使用するユーザー名またはロールを指定します]で[現在の Windows ユーザー]が選択されていることを確認して、[OK]ボタンをクリックします。

2.これにより、Excel が自動的に起動して、次のように[ピボット テーブル]と[ピボット テーブルのフィールド リスト]が表示されます。

00059

フィールド リストには、テーブル モデルへインポートしたテーブルと、そのテーブル内のフィールド(列)やメジャーが表示され、これらを「Σ 値」や「列ラベル」、「行ラベル」へ配置していくことでピボット テーブルを作成できます。

3.Σ 値」には、計算を行いたい列を配置するので、次のように「Σ 受注明細」の「受注金額計」メジャーをチェックします。

00060

メジャーとして設定した列は、チェックボックスをチェックすることで自動的に「Σ 値」に配置されて、合計(SUM)が計算されます。受注金額の合計が 2,982万 1,530円と計算されていることを確認できます。

4.次に、「商品区分」テーブルの「区分名」列をチェックします。

00061

チェックボックスをチェックすることで自動的に「行ラベル」に配置されます。

◆ 商品区分と年のクロス集計

1.次に、「日付」テーブルの「」列をチェックして、「列ラベル」へ配置します。

00062

これで、商品区分ごと・年ごとのクロス集計結果を表示できるようになりました。

◆ 商品階層(区分 → 商品名)の表示

1.次に、「商品」テーブルの「商品名」列をチェックします。

00063

これにより、行ラベルに商品名が配置されて、区分内の商品ごとの集計結果を表示できるようになりました。

このように、テーブル モデルに対して、ピボット テーブルから接続すると、簡単にデータ分析レポートを作成することができます。テーブル モデルへ接続できるクライアントには、ピボット テーブルのほかに、Reporting Services Power ViewPowerPivot for Excel ツールなどがありますが、これらの利用方法については Step 4 で説明します。

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