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Microsoft SQL Server 2016 実践シリーズ (HTML 版)
「SQL Server 2016 への移行とアップグレードの実践」

松本美穂と松本崇博が執筆した SQL Server 2016 実践シリーズの「SQL Server 2016 への移行とアップグレードの実践」の HTML 版です。 日本マイクロソフトさんの Web サイトで Word または PDF 形式でダウンロードできますが、今回、HTML 版として公開する許可をいただきましたので、ここに掲載いたします。なお、記載している内容は、2016年 12月時点での情報になります。[2018年12月29日]

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3.6 SQL Server 2016 の修正プログラムのインストール

SQL Server 2016の製品出荷後には、修正プログラムがリリースされているので、アップグレード後は、これもインストールしておくことをお勧めします。CU2(累積的な更新プログラム2)には、性能向上に関する修正が入っているので、できる限り最新の修正プログラムを適用しておくことをお勧めします。また、Reporting Services を利用している場合は、SP1 に対する重要な更新プログラム(KB 3207512)が提供されているので、これを含んだ CU4 または SP1+CU1 以上を適用しておくことをお勧めします。

なお、本ドキュメントの執筆時点(2017年1月)では、CU4 SP1(Service Pack 1)+SP1 に対する CU1 が最新の修正プログラムですが、今後 SP2 CU5 など、新しい修正プログラムが提供された場合には、それらをインストールしておくことをお勧めします。

◆ SQL Server 2016 CU4 のダウンロード/インストール

SQL Server 2016 CU4(KB 3205052)は、次の URL からダウンロードすることができます。

Microsoft SQL Server 2016 RTM Latest Cumulative Update
https://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?id=53338

00100

Download」ボタンをクリックすると、「SQLServer2016-KB3205052-x64.exe」ファイルをダウンロードすることができます。これを実行すると、次のように CU4 をインストールすることができます。

最初の[ライセンス条項]ページでは、ライセンス条項の内容を確認した上で、[ライセンス条項に同意します。]をチェックして、[次へ]ボタンをクリックします。

00101

次の[機能の選択]ページでは、[MSSQLSERVER](既定のインスタンスの場合)をチェックして、[次へ]ボタンをクリックします。

00102

次の[使用中のファイルの確認]ページでは、使用中のファイルがあるかどうかがチェックされます。

00103

次の[更新準備完了]ページでは、[更新]ボタンをクリックします。

00104

これで SP1 のインストールが始まって、インストール中は、次のように[インストールの進行状況]ページが表示されます。

00105

インストールにかかる時間は、環境によって大きく変化しますが、10分~1時間くらいです。

インストールが完了すると、次のように[完了]ページが表示されます。

00106

Reporting Services やパフォーマンス データ コレクション機能を利用している場合には、インストール完了後に OS を再起動しておくことをお勧めします。

◆ CU4 がインストールされたことの確認 ~13.0.2193.0~

CU4 のインストールが完了すると、SQL Server のビルド番号は「13.0.2193.0」に変わります(CU4 をインストールする前は 13.0.1601.5)。これを確認するには、次のように sqlcmd ツールを利用して、「SELECT @@VERSION」を実行します(後述の Management Studio のインストールを実行した後であれば、Management Studio から確認できます)。

00107

◆ SQL Server 2016 SP1 のをインストールする場合

CU4 は、SP1 以降に提供されたものなので、SP1 の修正内容を含んでいますが、SP1 をダウンロードしたい場合は、次の URL から行えます。

Microsoft SQL Server 2016 Service Pack 1(SP1)
http://www.microsoft.com/ja-JP/download/details.aspx?id=54276

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SP1 を適用した場合は、SQL Server のビルド番号は「13.0.4001.0」に変わります。

00109

◆ SP1+CU1 のインストール

SP1 をインストールしている場合は、SP1 に対する CU1 が提供されているので、これもインストールしておくことをお勧めします(SP1+CU1 は、RTM+CU4 に相当する修正になります)。

SP1+CU1 は、次の URL からダウンロードできます。

Microsoft SQL Server 2016 SP1 の最新の累積的な更新プログラム
http://www.microsoft.com/ja-JP/download/details.aspx?id=54613

SP1+CU1 を適用した場合は、SQL Server のビルド番号は「13.0.4411.0」に変わります。

00110

◆ 最新の修正プログラムに関する情報 ~Release Services ブログ~

SQL Server に関する最新版の修正プログラムは、以下の SQL Server Release Services ブログで紹介されているので、こちらも定期的にチェックしておくことをお勧めします。

SQL Server Release Services
http://blogs.msdn.microsoft.com/sqlreleaseservices/

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第40回: SQL Server 2012 自習書(HTML版)を掲載しました
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第38回: SQL Server 2014 CTP2 の公開
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