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SQL Server 2014 実践シリーズ (HTML 版)
「No.2 SQL Server 2014 への移行とアップグレードの実践」

松本美穂と松本崇博が執筆した SQL Server 2014 実践シリーズの「No.2 SQL Server 2014 への移行とアップグレードの実践」の HTML 版です。 日本マイクロソフトさんの Web サイトで Word または PDF 形式でダウンロードできますが、今回、HTML 版として公開する許可をいただきましたので、ここに掲載いたします。[2015年12月29日]

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5.20 データベース メール設定の移行

データベース メールの設定は、msdb データベース(システム データベース)内に格納されているので、別途移行を行う必要があります(以下の画面は SQL Server 2005)。

00493

◆ データベース メール設定のスクリプト化

データベース メールの設定(メール アカウント)は、Management Studio からは(GUI 操作では)スクリプトを生成することができないので、データベース メールの設定を取得することができる sysmail_accountsysmail_serversys.credentials システム テーブルを利用します。

USE msdb
SELECT FROM sysmail_account m
 LEFT OUTER JOIN sysmail_server s ON m.account_id s.account_id
 LEFT OUTER JOIN sys.credentials ON s.credential_id c.credential_id
00494

メール アカウントの設定は、sysmail_add_account_sp システム ストアド プロシージャを利用して、次のように実行できます。

USE msdb
EXECUTE msdb.dbo.sysmail_add_account_sp
    @account_name            'アカウント名',
    @description             '説明',
    @email_address           'メール アドレス',
    @replyto_address         '返信先なるメール アドレス',
    @display_name            '表示名',
    @mailserver_name         'メール サーバーアドレス',
    @mailserver_type         'SMTP',
    @port                    'ポート番号',
    @username                'メール サーバー認証必要場合ユーザー名',
    @password                '認証必要場合ユーザーパスワード'

@username @password は、認証が不要な場合には省略することができます。

したがって、前出のシステム テーブル(sysmail_accountsysmail_serversys.credentials)を利用して、次のようメール アカウントの設定をスクリプト化することができます。

USE msdb
SELECT '
  EXECUTE msdb.dbo.sysmail_add_account_sp
    @account_name            = ''' + a.name + ''', 
    @description             = ''' + a.description + ''',
    @email_address           = ''' + a.email_address + ''',
    @replyto_address         = ''' + a.email_address + ''',
    @display_name            = ''' + a.display_name + ''',
    @mailserver_name         = ''' + s.servername + ''',
    @mailserver_type         = ''' + s.servertype + ''',
    @port                    = ''' + CONVERT(varchar, s.port) + ''',
    @use_default_credentials = ''0'' '
  + CASE 
     WHEN c.credential_identity IS NOT NULL THEN
    ',@username                = ''' + c.credential_identity + '''
     ,@password                = ''######''' ELSE '' END
FROM sysmail_account a
  LEFT OUTER JOIN sysmail_server s ON a.account_id = s.account_id
  LEFT OUTER JOIN sys.credentials c ON s.credential_id = c.credential_id

@password は、###### と決め打ちにしているので、認証が必要な場合は、そのユーザーのパスワードへ変更します。

あとは、移行先(SQL Server 2014 上)で、次のようにデータベース メール機能を有効化して、メール プロファイルの追加などを行えば、データベース メールの設定を移行することができます。

-- データベース メール有効化
EXEC sp_configure 'Database Mail XPs', 1
RECONFIGURE
-- メール プロファイル追加
EXECUTE msdb.dbo.sysmail_add_profile_sp
    @profile_name = 'プロファイル名',
    @description  = ''
-- メール アカウント追加スクリプト生成したもの
EXECUTE msdb.dbo.sysmail_add_account_sp
    @account_name            = 'アカウント名',
    @description             = '',
    @email_address           = '@',
           中略
-- メール プロファイルメール アカウント追加
EXECUTE msdb.dbo.sysmail_add_profileaccount_sp
    @profile_name = 'プロファイル名',
    @account_name = 'アカウント名',
    @sequence_number = '1'

00495

sysmail_add_profile_sp でメール プロファイルを追加して(画面は profile1 という名前で作成)、スクリプト生成したものでメール アカウントを作成、最後に sysmail_add_profile account_sp を利用して、作成したメール アカウントをメール プロファイルに追加すれば、データベース設定の移行が完了です。

00496

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事例1

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