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SQL Server 2014 実践シリーズ (HTML 版)
「No.2 SQL Server 2014 への移行とアップグレードの実践」

松本美穂と松本崇博が執筆した SQL Server 2014 実践シリーズの「No.2 SQL Server 2014 への移行とアップグレードの実践」の HTML 版です。 日本マイクロソフトさんの Web サイトで Word または PDF 形式でダウンロードできますが、今回、HTML 版として公開する許可をいただきましたので、ここに掲載いたします。[2015年12月29日]

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5.9 データベースの所有者を確認/空の場合は設定する

移行先でデータベースを復元(リストア)した後は、データベースの所有者が設定されていることを確認しておくようにします。移行元で、データベースの所有者が Active Directory ドメインのユーザーになっていて、移行先でも同じドメインに参加している場合であれば、そのユーザーが引き続きデータベースの所有者に設定されるのですが、異なるドメインや、ワークグループ環境へ復元した場合や、Windows のローカル ユーザーが所有者になっている場合は、復元後にデータベースの所有者が「」に設定されてしまいます。

データベースの所有者が「」になっているかどうかは、次のようにデータベースのプロパティの[ファイル]ページから確認することができます。

00427

また、状況によっては、データベースのプロパティが開けない(エラーになる)こともあり、この場合もデータベースの所有者が「」に設定されています。

◆ データベースの所有者が「空」の場合の影響

データベースの所有者が「」の場合には、次の 2つの機能が動作しません。

  • SQL CLR オブジェクトで、権限セットを「UNSAFE」(アンセーフ)または「外部」(EXTERNAL_ACCESS)に設定しているものが動作しない。「SAFE」に設定しているものは動作する
  • データベース ダイアグラムを表示できない

したがって、これらが動作するようにするには、データベースの所有者を設定します。

◆ データベースの所有者を設定する

データベースの所有者を設定するには、データベースのプロパティの[ファイル]ページで、[...]ボタンをクリックして、[データベースの所有者の選択]ダイアログを表示し、次のように任意のユーザー(Administrator sa など)を所有者に設定します。

00428

Transact-SQL ステートメントでデータベース所有者を設定する場合は、次のように ALTER AUTHORIZATION ステートメントを実行します。

ALTER AUTHORIZATION ON
 DATABASE::データベース名 TO [所有者名]
00429

所有者名に Windows ユーザーを指定する場合は、[ ] で囲んで、サーバー名\ユーザー名 あるいは ドメイン名\ユーザー名 形式で指定します。

なお、以前のバージョンで所有者名を変更するために利用できた「sp_changedbowner」を利用しても、次のように所有者名を変更することができますが、このストアド プロシージャは、将来のバージョンでは削除される予定なので、ALTER AUTHORIZATION ステートメントを利用することをお勧めします。

USE データベース名
EXEC sp_changedbowner '所有者名'

◆ データベース ダイアグラムの表示

データベース ダイアグラムは、データベースの所有者が設定されていない場合には、次のようにエラーが表示されます。

00430

データベースの所有者が設定されていれば、次のようにデータベース ダイアグラムを開けるようになります。

00431

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