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ホーム > 技術情報 > SQL Server 2014 実践 No.2 SQL Server 2014 への移行とアップグレードの実践

SQL Server 2014 実践シリーズ (HTML 版)
「No.2 SQL Server 2014 への移行とアップグレードの実践」

松本美穂と松本崇博が執筆した SQL Server 2014 実践シリーズの「No.2 SQL Server 2014 への移行とアップグレードの実践」の HTML 版です。 日本マイクロソフトさんの Web サイトで Word または PDF 形式でダウンロードできますが、今回、HTML 版として公開する許可をいただきましたので、ここに掲載いたします。[2015年12月29日]

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2.4 アップグレード アドバイザーの利用手順

アップグレード アドバイザーを利用する手順は、次のとおりです。

アップグレード アドバイザーを起動するには、スタート画面で[Microsoft SQL Server 2014]グループから「SQL Server 2014 Upgrade Advisor」をクリックします。

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Windows 7 や Windows Server 2008 R2 へインストールしている場合は、[スタート]メニューの[Microsoft SQL Server 2014]から「SQL Server 2014 Upgrade Advisor」をクリックします。

アップグレード アドバイザーが起動したら、[アップグレード アドバイザー分析ウィザードの開始]をクリックします。

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これにより、分析ウィザードが起動されるので、[次へ]ボタンをクリックして、次へ進みます。

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◆ 分析対象のコンポーネントの選択

次の[SQL Server コンポーネント]ページでは、分析(移行/アップグレード可否のチェック)を行いたいサーバーの名前(SQL Server のインスタンス名ではなく SQL Server がインストールされているマシンの名前)を指定し、分析対象としたいコンポーネントを選択します。

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データベース エンジン機能を分析したい場合は「SQL Server」、SSISパッケージを分析したい場合は「Integration Services」、Analysis Servicesを分析したい場合は「Analysis Services」をチェックします。Reporting Servicesを分析したい場合は「Reporting Services」をチェックしますが、前述したように、Reporting Services を分析するにはローカル マシン(移行元の SQL Server マシン)でアップグレード アドバイザーを実行する必要があります。

◆ 分析対象の SQL Server インスタンスとデータベースの選択

次の[接続パラメーター]ページでは、分析を行いたい SQL Server インスタンス名を選択(既定のインスタンスの場合は MSSQLSERVER を選択)します。

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次の[SQL Server のパラメーター]ページでは、分析を行いたいデータベースを選択します。

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ここで選択したデータベースに対して、データベース内のオブジェクト(ストアド プロシージャビューなど)が移行/アップグレードにあたって問題がないかどうかをチェックすることができます。

なお、このページでは、次のように[トレース ファイルを分析する]をチェックして、プロファイラツールで取得したトレース ファイル(拡張子 .trc)を指定することも可能です。

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このようにトレース ファイルを指定すれば、トレース内の Transact-SQL ステートメントに対しても移行/アップグレードにあたって問題がないかどうかをチェックすることができます。

また、このページでは、次のように[SQL バッチ ファイルを分析する]をチェックして、Transact-SQL ステートメントを記述したファイル(拡張子 .sql)を指定することもできます。これでファイル内の Transact-SQL に対してもチェックをすることができます。

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◆ Reporting Services、Analysis Services のパラメーター

分析対象のコンポーネントとして、Reporting Services Analysis Services を選択している場合は、次のように[Reporting Services のパラメーター]または[Analysis Services のパラメーター]ページが表示されるので、分析対象にしたいインスタンスを選択します。

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◆ SSIS のパラメーター(Integration Services)

分析対象のコンポーネントとして、Integration Services(SSIS)を選択している場合は、次のように[SSIS のパラメーター]ページが表示されます。

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サーバーの SSIS パッケージを分析する]をチェックした場合は、SQL Server 内に格納された SSIS パッケージ、[SSIS パッケージ ファイルを分析する]をチェックした場合は、任意のパッケージ ファイル(拡張子 .dtsx)を分析対象にすることができます。

◆ 分析の実行

次の[アップグレード アドバイザーの設定を確認]ページでは、[実行]ボタンをクリックすることで、分析を開始することができます。

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分析にかかる時間は、データベース サイズによって変化しますが、数分~数十分程度です。

分析が完了すると、次のように[レポートの開始]ボタンが表示されるので、これをクリックして、分析結果を確認することができます。

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◆ レポート(分析結果)の参照

レポートが表示されたら、次のように[インスタンスまたはコンポーネント]で「SQL Server」を選択することで、データベース エンジンに関する分析結果を確認することができます。

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レポートでは、次のように「影響を受けるオブジェクトを表示します」をクリックすると、どのオブジェクト(ストアド プロシージャビューなど)によって問題が発生する可能性があるのかや、問題が発生する可能性のあるトレース ファイルSQL バッチ ファイルの名前を確認することができます。

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また、レポートでは、「この問題と解決方法についての詳細を参照します」をクリックすると、アップグレード アドバイザーのヘルプ(オンライン ブック)にジャンプすることができます。

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このヘルプでは、次のように[アップグレードに関する問題とその対処方法]セクションに、移行/アップグレードに関する問題とその対処方法が一覧されています。データベース エンジンに関しては、その下の[データベース エンジンのアップグレードに関する問題]セクションに記載されています。

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このようにアップグレード アドバイザーを利用すると、移行/アップグレードに関する問題を事前にチェックすることができるので便利です。特にトレース ファイルや SQL バッチ ファイルを分析できる点が便利です。トレース ファイルは、SQL Server Profiler(プロファイラー)ツールで普通にキャプチャしたものを利用できるので、事前に移行対象のアプリケーションを起動して、一連の操作を SQL Server Profiler でトレースしておけば、そのアプリケーションが移行にあたって問題が発生しないかどうかをチェックすることができます。

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事例1

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