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SQL Server 2014 実践シリーズ (HTML 版)
「No.2 SQL Server 2014 への移行とアップグレードの実践」

松本美穂と松本崇博が執筆した SQL Server 2014 実践シリーズの「No.2 SQL Server 2014 への移行とアップグレードの実践」の HTML 版です。 日本マイクロソフトさんの Web サイトで Word または PDF 形式でダウンロードできますが、今回、HTML 版として公開する許可をいただきましたので、ここに掲載いたします。[2015年12月29日]

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2.2 アップグレード アドバイザーのインストール要件

アップグレード アドバイザーのインストール要件は、オンライン ブックの以下のトピックに記載されています。

アップグレード アドバイザーの前提条件
http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/ee240731.aspx

00044

このトピックでは、OS のインストール要件が次のように記載されています。

  • Windows Vista SP1Windows 7
  • Windows Server 2008 SP2 以降Windows Server 2008 R2

この一覧にはありませんが、弊社環境では、Windows 8.1 や Windows Server 2012 R2 など、以下の OS へもインストールできることを確認しました。

  • Windows 8Windows 8.1
  • Windows Server 2012Windows Server 2012 R2
  • Windows Server 2003 R2(インストールはできましたが、インストール要件以下の OS になるので、インストール先としてはお勧めしません)

アップグレード アドバイザーは、サーバー系の OS だけでなく、Windows Vista 788.1 などのクライアント OS へインストールすることができるので、別のマシンへアップグレード アドバイザーをインストールして、リモート マシンから移行のチェックを行うこともできます。ただし、Reporting Services に関しては、リモート マシンからの移行のチェックを行うことができず、ローカル マシンにインストールしたアップグレード アドバイザーからのみ移行のチェックを行うことができます。

◆ アップグレード アドバイザーのインストールに必要なコンポーネント

アップグレード アドバイザーをインストールするにあたっては、以下の 3つのコンポーネントが必須になります。

  • Windows Installer 4.5
  • .NET Framework 4/4.5
  • SQL Server 2014 の Transact-SQL ScriptDom

◆ Windows Installer 4.5

Windows Installer 4.5 は、Windows Vista SP2 または Windows Server 2008 SP2 以降であれば、OS にインストールされているので、別途インストールする必要はありませんWindows Vista SP1 Windows Server 2003 R2 にアップグレード アドバイザーをインストールする場合にのみ、このコンポーネントを以下の URL からダウンロードして、インストールしておく必要があります。

Windows Installer 4.5 のダウンロード URL
http://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=8483

◆ .NET Framework 4/4.5

.NET Framework 4/4.5 は、Windows Server 2012/2012 R2 または Windows 88.1 の場合は、OS のインストール時に自動的に .NET Framework 4.5 がインストールされているので、別途インストールする必要はありません。インストールされているかどうかを確認するには、Windows Server 2012/2012 R2 であれば、次のように、サーバー マネージャーの[役割と機能の追加]ウィザードから、Windows 88.1 の場合は、[コントロール パネル]の[プログラム]の[Windows の機能の有効化または無効化]から行えます。

00045

00046

Windows 7 Windows Server 20082008 R2 へ .NET Framework 4 をインストールする場合は、SQL Server 2014 のインストール メディアの「redist\DotNetFrameworks」フォルダーにある「dotNetFx40_Full_x86_x64.exe」を実行してインストールすることができます。

00047

.NET Framework 4 は、次の URL からインストーラーをダウンロードして、インストールすることもできます。

ダウンロード URL
http://www.microsoft.com/ja-jp/net/netfx4/download.aspx

00048

◆ SQL Server 2014 の Transact-SQL ScriptDom

アップグレード アドバイザーをインストールするには、SQL Server 2014 Transact-SQL ScriptDom コンポーネントもインストールしておく必要があります。このコンポーネントは、次の URL からダウンロードすることができます。

ダウンロード URL
http://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=42295

00049

この URL は「SQL Server 2014 用 Feature Pack」のページで、[ダウンロード]ボタンをクリックすると、Feature Pack に含まれるファイルの一覧が表示されます。この中から、次のように X64版なら「JPN\x64\SqlDom.msi」、32-bit 版なら「JPN\x86\SqlDom.msi」ファイルをダウンロードします。

00050

ScriptDom コンポーネントのインストールは、次のように行えます(このコンポーネントは、.NET Framework 4 をインストールした後にインストールしないと、インストールの途中でエラーになってしまうので、.NET Framework 4 を先にインストールしておく必要があることに注意してください)。

00051

00052

もし、インストーラーが起動しない場合は、ファイルがブロックされている可能性があるので、次のようにダウンロードした「SqlDom.msi」ファイルのプロパティを開いて、[ブロックを解除]をクリックしてみてください。

00053

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