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SQL Server 2014 実践シリーズ (HTML 版)
「No.1 インメモリ OLTP 機能の実践的な利用方法」

松本美穂と松本崇博が執筆した SQL Server 2014 実践シリーズの「No.1 インメモリ OLTP 機能の実践的な利用方法」の HTML 版です。 日本マイクロソフトさんの Web サイトで Word または PDF 形式でダウンロードできますが、今回、HTML 版として公開する許可をいただきましたので、ここに掲載いたします。[2015年12月29日]

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4.18 1秒間に 100万件のデータ挿入も可能 ~Codeplexサンプル~

Codeplex サイトで提供されている「インメモリ OLTP サンプル」では、1秒間に 100万件ものデータ挿入を行うことができるサンプルが提供されています。

インメモリ OLTP サンプル(Codeplex)
https://msftdbprodsamples.codeplex.com/releases/view/114491

00363

このサンプルを利用する手順は、オンライン ブックの以下のトピックに記載されています。

インメモリ OLTP を実証する AdventureWorks の拡張
http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/dn511655(v=sql.120).aspx

00364

◆ 負荷テストの結果

弊社環境で、このサンプルの負荷テストを実行したときの結果が次のグラフです。

00365

Microsoft 社の環境(グラフの左側2つ)では、24コア約 52倍の性能向上、8コア約 20倍の性能向上、弊社環境(4コア)では、約 12.8倍の性能向上を確認することができました。

従来ながらのディスクベース(On Disk)の結果が、コア数が少ないほど良い結果になっているのは、(Microsoft 社でのテスト環境の詳細は記載されていないので想像になりますが)おそらくラッチ待ちが原因と考えられます。このサンプルの負荷テストを実行すると、ディスク ベースでは、ラッチ待ちが多発することによって、性能が出ないのですが、このラッチ待ちは、コア数が多いほどオーバーヘッドがあるという面があります(ラッチ待ちが多発すると、コア数が多いほどスループットが低下します)。

これに対して、インメモリ OLTP ではラッチ待ちが発生しないので大幅な性能向上を実現することができ、コア数が増えれば、その分の性能メリットを享受できる形になっています。

◆ サンプルの概要

このサンプルの概要は、次のとおりです。

  • AdventureWorks2012 データベースを利用(SQL Server 2012 用のサンプル DB)
  • このデータベース内に、インメモリ OLTP のテーブルと、従来ながらのディスク ベースのテーブルを作成(同じデータベース内に混在)
  • ostress ツールで負荷テストを実施(100接続から 5,000回ずつ繰り返し処理を実施。乱数を利用して、ランダム値での繰り返し処理)
  • SalesOrderHeader SalesOrderDetail テーブルへデータの INSERT
  • 上記の INSERT 時に、SpecialOffer テーブルからディスカウント率を取得(SELECT
  • インメモリ OLTP では、一連の処理にネイティブ コンパイル SP を利用

テーブル構造は、次のとおりです。

00366

負荷テストを実行すると、SalesOrderHeader には約 1,000万件SalesOrderDetail には約 5,000万件のデータが INSERT されるので、合計 6,000万件のデータが追加されることになります(Microsoft 社の 24コア環境では、1分で処理が完了します)。

したがって、1秒あたりの INSERT 件数を割り出してみると、以下のようになります。

00367

弊社環境(4コア)では、1秒あたり約 41万件の INSERT ですが、Microsoft 社の 24コア環境では、1秒あたり約 100万件もの INSERT が完了(ディスク ベースよりも 50倍の性能向上)しています。

00368

このように、ラッチ待ちが多発するような環境では、インメモリ OLTP の性能メリットが最大限に発揮されます。


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事例1

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松本美穂のコラム
(公開活動などのお知らせ)

第 51 回:PASS Summit と MVP Summit で進化を確信!
第 50 回:新しくなった Power BI(2.0)の自習書を作成しました!
第49 回:Excel 2016 の Power Query を使う
第 48 回:新しくなった Microsoft Power BI ! 無料版がある!!
第 47 回:「Microsoft Azure SQL Database 入門」 完成&公開!
第 46 回:Microsoft Power BI for Windows app からの Power BI サイト アクセス
第 45 回:Power Query で取得したデータを PowerPivot へ読み込む方法と PowerPivot for Excel 自習書のご紹介
第44回:「SQL Server 2014 への移行とアップグレードの実践」ドキュメントを作成しました
第43回:SQL Server 2014 インメモリ OLTP 機能の上級者向けドキュメントを作成しました
第42回:Power Query プレビュー版 と Power BI for Office 365 へのクエリ保存(共有クエリ)
第41回:「SQL Server 2014 CTP2 インメモリ OLTP 機能の概要」自習書のお知らせです
第40回: SQL Server 2012 自習書(HTML版)を掲載しました
第39回: Power BI for Office 365 プレビュー版は試されましたか?
第38回: SQL Server 2014 CTP2 の公開
第37回: SQL Server 2014 CTP1 の自習書をご覧ください
第36回: SQL Server 2014 CTP1 のクラスター化列ストア インデックスを試す
第35回: SQL Server 2014 CTP1 のインメモリ OLTP の基本操作を試す
第34回: GeoFlow for Excel 2013 のプレビュー版を試す
第33回: iPad と iPhone からの SQL Server 2012 Reporting Servicesのレポート閲覧
第32回: PASS Summit 2012 参加レポート
第31回: SQL Server 2012 Reporting Services 自習書のお知らせ
第30回: SQL Server 2012(RTM 版)の新機能 自習書をご覧ください
第29回: 書籍「SQL Server 2012の教科書 開発編」のお知らせ
第26回: SQL Server 2012 の Power View 機能のご紹介
第25回: SQL Server 2012 の Data Quality Services
第24回: SQL Server 2012 自習書のご案内と初セミナー報告
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第22回 チューニングに王道あらず
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