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Microsoft SQL Server 2016 自習書シリーズ (HTML 版)
「No.4 Analysis Services の新機能」

松本美穂と松本崇博が執筆した SQL Server 2016 自習書シリーズの「No.4 Analysis Services の新機能」の HTML 版です。 日本マイクロソフトさんの Web サイトで Word または PDF 形式でダウンロードできますが、今回、HTML 版として公開する許可をいただきましたので、ここに掲載いたします。 なお、記載している内容は、2016年 9月時点での情報になります。[2018年12月29日]

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1.1 SQL Server 2016 評価版のダウンロード

SQL Server の最新バージョンである「SQL Server 2016」は、2016年 6月に発売されました。

SQL Server 2016 を評価するための評価版(Evaluation Edition)は、次の URL からダウンロードすることができます。

評価版のダウンロード:Microsoft SQL Server 2016
http://www.microsoft.com/ja-jp/evalcenter/evaluate-sql-server-2016

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◆ Management Studio はダウンロード提供に変更

SQL Server 2016 からは、Management Studio(SQL Server の管理ツール)がダウンロード版の提供のみに変更されました。これは、クラウド(Microsoft Azure の提供する各種サービス)のアップデートにイチ早く対応したり、製品へのフィードバックをイチ早く反映させるためです。執筆時点(2016年9月)では、2016年6月に提供された RTM(製品)版を皮切りに、7月、8月、9月と、1ヶ月ごとに Update 版の Management Studio が提供されています(今後も定期的な間隔での最新版の提供が予定されています)。

最新版の Management Studio は、次の URL からダウンロードすることができます。

Management Studio の最新版のダウンロード
http://msdn.microsoft.com/en-us/library/mt238290.aspx

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この Web サイトは、英語のページですが、日本語環境であれば、日本語版のインストーラーである「SSMS-Setup-JPN.exe」ファイルのダウンロードが始まるので、「-JPN」が付くことを確認しておいてください。

ダウンロードした SSMS-Setup-JPN.exe ファイルを実行すると、次のようにインストーラーが起動するので、[インストール]ボタンをクリックすれば、インストールを開始できます。なお、Management Studio SSDT(SQL Server Data Tools)または Visual Studio 2015 同じマシンにインストールする場合には、Management Studio を最後にインストールした方が良いので、SSDT/Visual Studio 2015 と共存させる場合には、後述の手順を参考にしてください。

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Management Studio のインストール中は、次のように進行状況が表示されます。

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セットアップが完了しました」と表示されれば、Management Studio のインストールが完了です(環境によっては、完了後に再起動が促される場合があります)。

◆ SSDT/Visual Studio 2015 と共存する場合は、インストール順に注意

SSDT(SQL Server Data Tools)は、SQL Server 2008 R2 までは、BIDS(Business Intelligence Development Studio)と呼ばれていた BI 向け(Reporting Services や Analysis Services、Integration Services)のプロジェクトを作成するためのツールです。SQL Server 2012 と 2014 では、データベース プロジェクト(.dacpac)を作成するための SSDT と、BIDS の後継ツールとなる SSDT-BI 2種類の SSDT がありましたが、SQL Server 2016 からは 1つの SSDT に統合されました(SSDT のダウンロードおよびインストール方法については後述します)。

執筆時点(2016年9月)での Management Studio の最新版では、SSDT または Visual Studio 2015 同じマシンにインストールする場合には、Management Studio をインストールする前に、SSDT または Visual Studio 2015 を先にインストールしておく必要があります。もし、Management Studio を先にインストールした後に、後から SSDT や Visual Studio 2015 をインストールする場合には、インストールに失敗してしまうからです。

なお、SSDT のインストールに失敗してしまった場合には、次のように[コントロール パネル]の[プログラムのアンインストール]から[Microsoft Visual Studio 2015 Shell (Isolated)]を選択して、[変更]ボタンをクリックし、Visual Studio 2015 Shell (Isolated) をアンインストールするようにします。

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このように Visual Studio 2015 Shell (Isolated) をアンインストールしておけば、もう一度 SSDT をセットアップすることで、SSDT のインストールを成功させることができます。

もちろん、こういった手順を踏まないためにも、SSDT を先にインストールして、その後に Management Studio をインストールするようすることをお勧めします。

◆ SSDT の最新版のダウンロードとインストール

SSDT の最新版は、次の URL からダウンロードすることができます。
http://msdn.microsoft.com/en-us/mt186501

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この Web サイトも英語のページですが、Japanese のリンクをクリックすれば、日本語版のインストーラー(SSDTSetup.exe)をダウンロードすることができます。

ダウンロードした SSDTSetup.exe ファイルをダブル クリックすると、次のようにインストールを開始することができます。

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インストール]ボタンをクリックするとインストールが開始されて、インストール中は、次のように進行状況が表示されます(最初にファイルのダウンロードが行われるので、数十分ぐらい時間がかかります)。

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セットアップに成功しました」と表示されれば、SSDT のインストールが完了です(環境によっては、完了後に再起動が促される場合があります)。

◆ Management Studio と SSDT、Visual Studio 2015 の 3つを共存させる場合

Management Studio と SSDT、Visual Studio 2015 の 3つを共存させる場合には、Visual Studio 2015 を一番最初にインストールしておくことが重要です。これを行っておけば、Management Studio の後に SSDT をインストールしても、インストールに失敗しません。

もし、SSDT や Management Studio をインストール済みの環境に、後から Visual Studio 2015 をインストールしなければいけない場合には、Visual Studio 2015 の Update 2 以降が組み込まれたインストーラー(with Update 2 または with Update 3 など)を利用するようにしてください。Visual Studio 2015 の with Update 1 のインストーラーを利用する場合は、インストールに失敗してしまうので注意してください。

なお、Visual Studio 2015 のインストールに失敗してしまった場合は、SSDT のときと同様、Visual Studio 2015 Shell (Isolated) のアンインストールを行います。Visual Studio 2015 の場合は、これに加えて、Visual Studio 2015 自体(中途半端にインストールされてしまった Visual Studio 2015)もアンインストールを行います。これを行った後に、Visual Studio 2015 のインストールを再度実行すれば、今度はインストールを成功させることができます。こうした事態にならないためにも、with Update 2 以降のインストーラーを利用する、あるいは Visual Studio 2015 を先にインストールしておくようにすることをお勧めします。

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松本美穂のコラム
(公開活動などのお知らせ)

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