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Microsoft Power BI 自習書シリーズ (HTML 版)
「No.1 無料で利用できる Power BI を試しみよう」

松本美穂と松本崇博が執筆した Power BI 自習書シリーズの「No.1 無料で利用できる Power BI を試しみよう」の HTML 版です。 日本マイクロソフトさんの Web サイトで Word または PDF 形式でダウンロードできますが、今回、HTML 版として公開する許可をいただきましたので、ここに掲載いたします。[2015年12月29日]

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1.2 Power BI の構成要素

Power BI は、次の 3つの要素で構成されています(いずれも無料で利用することができます)。

  • Power BI Desktop(旧名:Power BI Designer)
  • Power BI サイト(HTML5 ベースの Web サイト)
  • Power BI App(iOS や Android 向けのモバイル アプリケーション)

◆ Power BI Desktop(レポート作成のためのクライアント ツール)

Power BI Desktop は、レポートを作成することができるクライアント ツールで、ローカル マシンにインストールして、利用することができます。

次の画面は、Power BI Desktop ツールで、レポートを作成しているときの様子です。

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棒グラフや折れ線グラフ、円グラフはもちろんのこと、ドーナッツ グラフや Treemap、ウォーター フォール(滝)グラフ、Funnel(漏斗)、地図(マップ)、クロス集計表(マトリックス)など、さまざまなグラフ/チャートを作成することができます。

レポート(グラフ/チャート)の元となるデータ ソースには、SQL Server や Excel ファイルはもちろんのこと、Web ページ内の <Table> タグや、URL アクセスが可能なファイル(Excel や CSV、XML、JSON、Textなど)を取得することもできます。また、Google Analytics Facebook といった他社製のサービスSaaS(クラウド サービス)からデータを取得することもできます。次の画面は、Power BI Desktop でデータを取得するときの様子です。

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取得したデータに対しては、ETL(Extract/Transform/Load)およびクレンジング処理もできるので、グラフやチャートを作りやすい形にデータを加工/変換することもできます。

次の画面は、Power BI Desktop でデータを加工/変換しているときの様子です。

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◆ Power BI サイト(レポートを共有するための Web サイト)

Power BI サイトは、「レポートの共有」および「ダッシュボードの作成」が行える Web サイトです。また、ちょっとした「レポートの作成と編集」も行うことができます(Power BI Desktop ほどの高機能ではありませんが、単純なレポートの作成と編集が可能です)。

Power BI サイトは、「HTML5」ベースで出来ているので、Internet Explorer はもちろんのこと、Microsoft Edge Google ChromeFirefoxSafari など、一般的な Web ブラウザーであれば、次のように OS や デバイスを問わず、Web サイトにアクセスすることができます。

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このように、Power BI サイトは、HTML5 で描画されているので、スマートフォンタブレット(iPhone や iPad、Android 端末など)の Web ブラウザーSafari Chrome)からでもアクセスすることができます(アクセスするだけでなく、レポートの編集をすることも可能です)。

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このように、Power BI サイトは、デバイスや OS に依存することなく、一般的な Web ブラウザーであれば、アクセスすることができます。

◆ Power BI App(モバイルに最適化されたアプリ)

上の写真のように Power BI サイトは、モバイル デバイスからアクセスすることができますが、モバイル デバイスから参照する場合には、グラフのサイズが小さく表示されてしまって、見づらい場合もあります。そこで、モバイル デバイス用に最適化されたアプリとして「Power BI App」が提供されています。これを利用すれば、レポート内の各グラフやチャートを見やすい形で参照することができます(各デバイスの画面サイズに合わせて、画面いっぱいに各パーツを大きく表示してくれます)。

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Power BI App は、iOS 向けは「App Store」、Android 向けは「Google Playストア」、Windows向けは「Windows ストア」で提供されています(無料で利用できます)。

このように、Power BI は、レポートを作成およびデータの取得/加工を行うための「Power BI Desktop」、レポートを共有するための「Power BI サイト」、モバイル デバイスからのアクセスに最適化された「Power BI App」の 3種類で構成されています。

~ コラム ~
古いバージョンの Power BI について(Power BI 1.0: Power BI for Office 365)
今回、2015年7月から提供された Power BI は、実は最初のバージョンではありません(今回の Power BI は、Power BI 2.0 と呼ばれることもあります)。
Power BI の最初のバージョンPower BI 1.0)は、「Power BI for Office 365」として提供されていて、次のラインナップがあります。

Power Query for Excel
PowerPivot for Excel
Power View for Excel(Silverlight ベース)
・Power BI for Office 365(SharePoint の Excel Service と Silverlight ベース)
・Power BI Q&A for Office 365

Power Query と PowerPivotPower View は、Excel のアドインとして提供されているもので、今後も継続して提供されていく予定がありますが、今回「Power BI Desktop」ツールという形で、この 3つの機能を統合したものが提供されました(Excel のアドインとしての 3つの機能は、Power BI Desktop とは別に、継続提供される予定です)。 なお、これらの Excel アドインとして提供される 3つの機能は、Office Professional Plus 2013 という企業向けの Office のライセンス、または  Office 365 ProPlus(E3/E4)という企業向けの Office 365 のサブスクリプションで提供される Excel 2013 が必要になりますが、Power BI Desktop ツールであれば、無料で利用することができます。
Power BI for Office 365 および Power BI Q&A for Office 365 は、Office 365 E3 のサブスクリプションに加えて、Power BI のサブスクリプションも追加購入することで、利用できるものでした。また、これらは SharePoint の Excel Services と Silverlight ベースで作成されているものでした。今回の新しい Power BI(Power BI 2.0)からは、HTML5 ベースで提供されるようになったので、モバイル デバイスからでも、デスクトップ PC からと同じようにアクセス/操作できるようになり、しかも無料版も提供されるようになりました(Office 365 のサブスクリプションの購入も必要ありません)。
従来の Power BI 1.0 から、今回の Power BI 2.0 への移行(Power BI 1.0 形式のファイルのインポート)を簡単に行える機能も提供されているので、これについては、Step 7 で詳しく説明します。

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事例1

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松本美穂のコラム
(公開活動などのお知らせ)

第 51 回:PASS Summit と MVP Summit で進化を確信!
第 50 回:新しくなった Power BI(2.0)の自習書を作成しました!
第49 回:Excel 2016 の Power Query を使う
第 48 回:新しくなった Microsoft Power BI ! 無料版がある!!
第 47 回:「Microsoft Azure SQL Database 入門」 完成&公開!
第 46 回:Microsoft Power BI for Windows app からの Power BI サイト アクセス
第 45 回:Power Query で取得したデータを PowerPivot へ読み込む方法と PowerPivot for Excel 自習書のご紹介
第44回:「SQL Server 2014 への移行とアップグレードの実践」ドキュメントを作成しました
第43回:SQL Server 2014 インメモリ OLTP 機能の上級者向けドキュメントを作成しました
第42回:Power Query プレビュー版 と Power BI for Office 365 へのクエリ保存(共有クエリ)
第41回:「SQL Server 2014 CTP2 インメモリ OLTP 機能の概要」自習書のお知らせです
第40回: SQL Server 2012 自習書(HTML版)を掲載しました
第39回: Power BI for Office 365 プレビュー版は試されましたか?
第38回: SQL Server 2014 CTP2 の公開
第37回: SQL Server 2014 CTP1 の自習書をご覧ください
第36回: SQL Server 2014 CTP1 のクラスター化列ストア インデックスを試す
第35回: SQL Server 2014 CTP1 のインメモリ OLTP の基本操作を試す
第34回: GeoFlow for Excel 2013 のプレビュー版を試す
第33回: iPad と iPhone からの SQL Server 2012 Reporting Servicesのレポート閲覧
第32回: PASS Summit 2012 参加レポート
第31回: SQL Server 2012 Reporting Services 自習書のお知らせ
第30回: SQL Server 2012(RTM 版)の新機能 自習書をご覧ください
第29回: 書籍「SQL Server 2012の教科書 開発編」のお知らせ
第26回: SQL Server 2012 の Power View 機能のご紹介
第25回: SQL Server 2012 の Data Quality Services
第24回: SQL Server 2012 自習書のご案内と初セミナー報告
第23回: Denali CTP1 が公開されました
第22回 チューニングに王道あらず
第21回 Microsoft TechEd 2010 終了しました
第20回 Microsoft TechEd Japan 2010 今年も登壇します
第19回 SQL Server 2008 R2 RTM の 日本語版が公開されました
第18回 「SQL Azure 入門」自習書のご案内
第17回 SQL Server 2008 自習書の追加ドキュメントのお知らせ
第16回 SQL Server 2008 R2 自習書とプレビュー セミナーのお知らせ
第15回 SQL Server 2008 R2 Reporting Services と新刊のお知らせ
第14回 TechEd 2009 のご報告と SQL Server 2008 R2 について
第13回 SQL Server 2008 R2 の CTP 版が公開されました
第12回 MVP Summit 2009 in Seattle へ参加

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