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SQL Server 2014 自習書シリーズ (HTML 版)
「No.5 Microsoft Azure SQL Database 入門」

松本美穂と松本崇博が執筆した SQL Server 2014 自習書シリーズの「No.5 Microsoft Azure SQL Database 入門」の HTML 版です。 日本マイクロソフトさんの Web サイトで Word または PDF 形式でダウンロードできますが、今回、HTML 版として公開する許可をいただきましたので、ここに掲載いたします。[2015年12月29日]

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2.8 データの追加(INSERT)

(2015年1月時点での情報)

次に、作成した t1 テーブルに対して、データを追加してみましょう。データの追加についても、通常の SQL Server と同様、INSERT ステートメントを利用して行うことができます。

1.まずは、SSDT(SQL Server Data Tools)で、クエリ エディターを開くために、SQL Server オブジェクト エクスプローラーで「AzureDB」データベースを右クリックして、[新しいクエリ]をクリックします。

00088

2.クエリ エディターが表示されたら、次のように INSERT ステートメントを記述します。

INSERT INTO t1 VALUES(111'AAA''2015/01/07')

00089

ステートメントを記述したら、クエリ エディターのツールバーの[実行]ボタンをクリックして、ステートメントを実行します。実行後、[メッセージ]タブに「1件処理されました」と表示されれば、データの追加が成功です。

Note:V12 以降はクラスター化インデックスが必須ではない
Azure SQL Database の Version 11 までは、テーブルにデータを追加するためには、クラスター化インデックスを作成していることが必須条件だったのですが、Version 12 からは必須ではなくなりました。
Version 11 以前を利用している場合には、次のようにクラスター化インデックスを作成していないテーブルの場合には、データの INSERT 時にエラーが発生していました。
00090
これに対して、Version 12 からは、クラスター化インデックスが必須ではなくなったので、次のようにクラスター化インデックスを作成していなくても、データの INSERT をすることができます。
00091
なお、SSDT の最新版を利用していない場合には、テーブル デザイナーからテーブルを作成する際に、クラスター化インデックスがない場合には(例えば、PRIMARY KEY を外しているなどをしている場合には)、次のようにエラーが発生してしまいます。
00092
これを回避するには、(執筆時点では日本語版はないのですが)Version 12 に対応した最新版の SSDT を利用するか、クエリ エディターで CREATE TABLE ステートメントを利用して、テーブルを作成するようにします。

◆ 日本語文字の追加

データベースの照合順序を「Japanese_CI_AS」など、日本語に対応したものへ設定している場合には、日本語の文字だったとしても、何の問題なくデータを追加することができます。

それでは、これも試してみましょう。

1.次のように入力して、「t1」テーブルの「c」列(varchar(200)で定義した列)に日本語データを追加してみます。

INSERT INTO t1 VALUES(222'テスト''2015/01/07')
INSERT INTO t1 VALUES(333'漢字テスト''2015/01/07')
SELECT FROM t1

00093

日本語の文字でも、問題なく格納できていることを確認できると思います。

Note: 照合順序を指定せずに作成したデータベースの場合の注意点
照合順序を指定せずに、Azure SQL Database の SQL サーバー上にデータベースを作成した場合には、照合順序が「SQL_Latin1_General_CP1_CI_AS」に設定されています。これは、次のような状況です。
00094
このように、「SQL_Latin1_General_CP1_CI_AS」照合順序が設定されたデータベースでは、char や varchar のデータ型に設定した列に、日本語(ダブル バイト)文字を追加することができません。これは、次のように確認することができます。
00095
この状況を回避するには(日本語データを正しく格納したい場合には)、テーブルの作成時に COLLATE 句を利用して「列の照合順序」を Japanese_CI_AS など、日本語対応のものへ設定するか、nchar や nvarchar などの Unicode 対応のデータ型を利用するようにします。さらに、日本語のデータを扱う際には、N プレフィックスを付ける必要もあります。もし、N プレフィックスを付けなかった場合には、データベースの既定のコード ページで処理されてしまうので、この場合も正しくデータを格納することができません。
したがって、「SQL_Latin1_General_CP1_CI_AS」照合順序が設定されたデータベース環境では、日本語データを正しく格納するには、次のように操作するようにします(nchar/nvarchar データ型を利用して、N プレフィックスを付けるようにします)。
00096
なお、照合順序やデータ型については、SQL Server 2012 の自習書シリーズの「Transact-SQL 入門」編でも詳しく説明しているので、こちらもぜひご覧いただければと思います。

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事例1

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