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SQL Server 2012 自習書シリーズ (HTML 版)
新機能編 No.3「DWH(データ ウェアハウス)関連の新機能」

松本美穂と松本崇博が執筆した SQL Server 2012 自習書シリーズの「新機能編 No.3 DWH 関連の新機能」の HTML 版です。 日本マイクロソフトさんの Web サイトで Word または PDF 形式でダウンロードできますが、今回、HTML 版として公開する許可をいただきましたので、ここに掲載いたします。[2014年12月26日]

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3.2 前年同月や累積金額の取得

◆ 前年同月や累積金額の取得

次に、分析関数の実用的な利用方法として、前年同月累積金額を取得する方法を説明します。ここでは、サンプル スクリプトに含まれている NorthwindJ データベースを利用します(このデータベースの作成手順については、付録へ記載しています)。

◆ Let's Try

それでは、これを試してみましょう。

1.まずは、結果を取得しやすくするために、受注年月ごとの受注金額を取得するビューを次のように作成しておきます。

USE NorthwindJ
go
CREATE VIEW 年月毎売上
AS
SELECT    YEAR(受注日AS MONTH(受注日AS 
    SUM( od.数量 od.単価 AS 受注金額
FROM 受注明細 od
    INNER JOIN 受注 o ON o.受注コード od.受注コード
GROUP BY YEAR(受注日), MONTH(受注日)
go

2.作成後、このビュー年月毎売上)に対して SELECT ステートメントを実行して、結果を確認します。

SELECT FROM 年月毎売上
 ORDER BY 

00067

◆ 前年同月値の取得(LAG 関数)

次に、前年同月の値を取得してみましょう。

1.前年同月の値は、LAG 関数を利用して、次のように簡単に取得することができます。

SELECT *, LAG(受注金額, 12OVER(ORDER BY 年, 月AS 前年同月
 FROM 年月毎売上
  ORDER BY 

00068

LAG 関数では ORDER BY 句で「年, 月」で並べ替えて、第2引数に「12」を指定しているので、12ヶ月前(1年前)の売上金額(前年同月値)を取得することができています。

◆ 累積金額の取得(OVER .. ROWS ..)

次に、累積金額を取得してみましょう。

1.累積金額は、ウィンドウ操作を行うことで取得することができます。次のように OVER 句で ROWS BETWEEN .. AND .. を指定して実行してみます。

SELECT *, SUM(受注金額OVER(
             PARTITION BY 年 ORDER BY 
             ROWS BETWEEN UNBOUNDED PRECEDING
                  AND CURRENT ROW AS 累積金額
  FROM 年月毎売上
   ORDER BY 

00069

OVER 句での ROWS または RANGE で、BETWEEN .. AND を利用したウィンドウ操作は、SUM AVGMAX などの集計関数でも利用することができます。UNBOUNDED PRECEDING を指定することで、そこからウィンドウを開始することができ、CURRENT ROW 現在の行まで(処理を行っている行まで)と指定できるので、SUM 関数によって、累積値を取得することができています。

なお、「ROWS BETWEEN UNBOUNDED PRECEDING AND CURRENT ROW」は、「ROWS UNBOUNDED PRECEDING」に省略して、次のように記述することも可能です。

SELECT *, SUM(受注金額OVER(
             PARTITION BY 年 ORDER BY 
             ROWS UNBOUNDED PRECEDING AS 累積金額
  FROM 年月毎売上
   ORDER BY 

このように、SQL Server 2012 からは、ウィンドウ操作分析関数がサポートされるようになったので、DWH/BI 環境でのデータ分析でよく利用する計算値(累積値や比率、前年同月値、移動累計、移動平均など)を簡単に計算できるようになって大変便利になりました。

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事例1

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松本美穂のコラム
(公開活動などのお知らせ)

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第37回: SQL Server 2014 CTP1 の自習書をご覧ください
第36回: SQL Server 2014 CTP1 のクラスター化列ストア インデックスを試す
第35回: SQL Server 2014 CTP1 のインメモリ OLTP の基本操作を試す
第34回: GeoFlow for Excel 2013 のプレビュー版を試す
第33回:iPad と iPhone からの SQL Server 2012 Reporting Servicesのレポート閲覧
第32回:PASS Summit 2012 参加レポート
第31回:SQL Server 2012 Reporting Services 自習書のお知らせ
第30回:SQL Server 2012(RTM 版)の新機能 自習書をご覧ください
第29回:書籍「SQL Server 2012の教科書 開発編」のお知らせ
第26回:SQL Server 2012 の Power View 機能のご紹介
第25回:SQL Server 2012 の Data Quality Services
第24回:SQL Server 2012 自習書のご案内と初セミナー報告
第23回:Denali CTP1 が公開されました
第22回 チューニングに王道あらず
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第20回 Microsoft TechEd Japan 2010 今年も登壇します
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