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SQL Server 2012 自習書シリーズ (HTML 版)
新機能編 No.3「DWH(データ ウェアハウス)関連の新機能」

松本美穂と松本崇博が執筆した SQL Server 2012 自習書シリーズの「新機能編 No.3 DWH 関連の新機能」の HTML 版です。 日本マイクロソフトさんの Web サイトで Word または PDF 形式でダウンロードできますが、今回、HTML 版として公開する許可をいただきましたので、ここに掲載いたします。[2014年12月26日]

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2.4 列ストア インデックスのサイズの確認

◆ 列ストア インデックスのサイズの確認

次に、列ストア インデックスのサイズを確認してみましょう。

1.まずは、sys.indexes カタログ ビューを参照して、インデックス ID を確認します。

-- index_id 確認
SELECT index_idnameFROM sys.indexes
 WHERE object_id OBJECT_ID('t1')

00045

画面では、列ストア インデックス(cidx1)が index_id=2、非クラスター化インデックス(idx_bc)が index_id=4 となっていることを確認できます(インデックス IDは、皆さんの環境によって異なります)。PK_~ と表示されるインデックスは、クラスター化インデックスです。

2.次に、sys.dm_db_index_physical_stats 動的管理関数を利用して、クラスター化インデックスと非クラスター化インデックスのサイズを確認してみましょう。

-- インデックス サイズ確認リーフレベルのみ
SELECT OBJECT_NAME(fg.object_idAS objNamefg.index_idi.name as IndexName
     fg.page_countfg.page_count 8 /1024.0 AS sizeMB
FROM
 (SELECT FROM
   sys.dm_db_index_physical_stats DB_ID(), NULLNULLNULL 'LIMITED'fg
    INNER JOIN sys.indexes i
     ON fg.object_id = i.object_id AND fg.index_id i.index_id

00046

クラスター化インデックスは、526,316ページ(約4.1GB)、非クラスター化インデックスは、25,835ページ(約202MB)であることを確認できます。この関数では、第5引数に LIMITED を指定しているので、リーフページのサイズを取得することができています。

前述の GROUP BY DISTINCT 処理時の論理読み取り数は、全件スキャンでは 538,063ページ(約4.2GB)、非クラスター化インデックスでは 26,274ページ(約205MB)、列ストア インデックスでは 10,091ページ(約78.8MB)であることを思い出すと、インデックスのサイズ分の読み取りが発生していたことを確認できます。

◆ column_store_segments、column_store_dictionaries

次に、列ストア インデックスのサイズを確認してみましょう。列ストア インデックスのサイズは、dm_db_index_physical_stats 動的管理関数では確認することができません。サイズを確認するには、column_store_segments および column_store_dictionaries カタログ ビューを利用する必要があります。

1.まずは、column_store_segments ビューを参照してみましょう。

-- column_store_segments
SELECT on_disk_size*
 FROM sys.column_store_segments

00047

結果は、列ストア インデックスによって内部利用されているデータ(セグメントと呼ばれます)ごとに結果が出力されていることを確認できます。

2.column_store_segments ビューの結果のうち、on_disk_size がディスク上の実際のサイズになるので、次のように SUM 関数で合計サイズを確認できます。

-- segments 合計サイズ
SELECT SUM(on_disk_size)
 FROM sys.column_store_segments

00048

結果は、51.2MB であることを確認できます。

3.列ストア インデックスでは、ディクショナリと呼ばれるデータも存在して、このデータのサイズを確認するためのビューが column_store_dictionaries です。これも SUM 関数で次のように合計を取得してみましょう。

-- dictionaries 合計サイズ
SELECT SUM(on_disk_size)
 FROM sys.column_store_dictionaries

00049

結果は、23.7KB であることを確認できます。

このように、列ストア インデックスのサイズを確認したい場合には、column_store_ segments および column_store_dictionaries カタログ ビューを利用する必要があります。実際のテーブル サイズが 4.1GB(リーフのみ)、非クラスター化インデックスのサイズが 202MB(リーフのみ)であることを考えると、列ストア インデックスは高度に圧縮されていることを確認できると思います。

以上で、列ストア インデックスの確認が完了です。

このように、列ストア インデックスは、桁違いに性能を向上させることができ、夜間バッチ処理時(夜間バッチでの日次集計や月次集計処理など)や、DWH(データ ウェアハウス)環境での集計処理時に大変役立つ機能なので、ぜひ活用してみてください。

その他の列ストア インデックスの詳細(インデックスに含めることができる機能や、データ型などの制限事項、作成時のメモリ使用量、内部動作など)については、オンライン ブック(SQL Server のヘルプ)や、以下の FAQ ページなどを参考にしてみてください。

SQL Server Columnstore Index FAQ
http://social.technet.microsoft.com/wiki/contents/articles/sql-server-columnstore-index-faq.aspx

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(公開活動などのお知らせ)

第38回: SQL Server 2014 CTP2 の公開
第37回: SQL Server 2014 CTP1 の自習書をご覧ください
第36回: SQL Server 2014 CTP1 のクラスター化列ストア インデックスを試す
第35回: SQL Server 2014 CTP1 のインメモリ OLTP の基本操作を試す
第34回: GeoFlow for Excel 2013 のプレビュー版を試す
第33回:iPad と iPhone からの SQL Server 2012 Reporting Servicesのレポート閲覧
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